エレクトロニクス、自動車分野向け粘着テープ・フィルム市場(市場規模推移)

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本レポートはエレクトロニクス、自動車分野向け粘着テープ・フィルム市場を2014年までの世界市場予測をした。2009年比ではエレクトロニクス分野では タッチパネル搭載機器の急増で「タッチパネル用OCAテープ」が2.9倍に、自動車分野では電装化の拡大やHV/EV需要も追い風となり「ワイヤハーネス用粘着テープ」が30.6%増と成長製品として注目されている。

■粘着テープ・フィルム市場の世界市場規模推移

分野 2009年 2010年
(見込)
2014年予測 14年/09年比
エレクトロニクス分野
(15品目)
6,411 6,710 8,033 125.3%
自動車分野
(9品目)
3,134 3,425 3,923 125.2%
中国を始め新興国においてエレクトロニクス産業や自動車産業が急成長している中、製品の製造過程で使用される粘着テープ・フィルムへの需要も増加している。
2008年秋以降の世界的な景気後退の影響を受け、2009年のエレクトロニクス分野の粘着テープ・フィルム世界市場は前年比12.3%減の6,411億円となった。2010年はエレクトロニクス産業が回復に向かっていることから需要も回復しており、前年比4.7%増の6,710億円が見込まれる。中でも、液晶(LCD)パネル用途で「光学用プロテクトフィルム」や偏光板用セパレータ、タッチパネル用途で「タッチパネル用OCAテープ」の需要が拡大している。
日本市場は生産拠点の海外移転の影響を受け横ばいまたは微減が予測されるが、世界市場は新興国の需要が牽引し、2014年には8,000億円超が予測される。
自動車分野では自動車生産台数が大きく落ち込んだ影響で、前年比13.4%減の3,134億円となった。2010年は生産台数が回復に向かっていることから粘着テープ・フィルムの需要も回復しており、前年比9.3%増の3,425億円が見込まれる。
特に大型部品に使用される外装部品固定用粘着テープや、日系メーカーに採用の多い自動車塗膜保護フィルム(PGF)の需要が目立つ。
日本での自動車生産台数は減少しており、生産拠点も海外に移転していることから、日本市場は減少していく一方、新興国の需要が牽引していくことから、2014年の世界市場は3,900億円超が予測される。

■粘着テープ・フィルムの主要用途

用途分野 用途タイプ
エレクトロニクス 光学用プロテクトフィルム、偏光板用セパレータ、電子部品用マスキングテープ、モバイル用飛散防止フィルム、電子部品固定用テープ、タッチパネル用OCAテープ、遮光・反射両面粘着テープ、モバイル用防水両面粘着テープ、研磨パッド固定用両面テープ、放熱シート、PDP用放熱両面テープ、導電性粘着テープ、電気絶縁用粘着テープ、電気絶縁用ポリ塩化ビニル粘着テープ、離型被覆・摺動面用粘着テープ
自動車 自動車塗膜保護フィルム(PGF)、自動車用ウィンドウフィルム(飛散防止/熱線遮蔽/他)、塗装マスキング用粘着テープ(新車用)、塗装マスキング用粘着テープ(補修用)、内装部品固定用粘着テープ、外装部品固定用粘着テープ、気密・防水用粘着テープ、防振用粘着シート、ワイヤハーネス用粘着テープ
建築・土木分野 建材用プロテクトフィルム、建築用ウィンドウフィルム、建築・土木構造用接合粘着テープ
その他 ラベル用粘着紙、マーキングフィルム、インクジェットメディア、防塵用粘着シート
※建築・土木分野用/その他は参考情報として掲載したものであり、本レポート中の市場規模数値には含んでいない。

参考文献:「粘着テープ・フィルム市場の用途別展望 2010」
(2010年10月27日:富士経済)


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