世界の情報機器市場

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―2020年世界市場予測―
グローバル化が進む情報機器12カテゴリー86品目の世界市場を調査した。
スマートフォンは2009年比2.3倍の17兆円、スレートPCは2010年比2.8倍の2兆円超と予測される。

■分野別燃料電池システム市場規模
<世界市場>
主なカテゴリー 2010年見込(億円) 2009年比 2020年予測(億円) ‘20/’10年比
コンピュータ関連
(パソコン)
352,980 109.7% 48,830 151.7%
ストレージ関連 58,682 109.2% 76,791 142.9%
ストレージメディア関連 23,290 101.5% 34,817 151.7%
ネットワーク関連 42,268 107.7% 71,142 181.2%
ネットワーク関連 42,268 107.7% 71,142 181.2%
入出力機器関連 49,115 101.3% 55,242 113.9%
パーソナル支援機器関連 15,422 104.4% 17,934 121.3%
モバイル機器関連 423,730 103.0% 452,600 110.0%

■コンピュータ関連
パソコンは、先進国におけるリプレイスや2台目需要に加え、新興国の新規需要等により市場は好調に成長していくと見られる。特に先進国ではネットブック需要が一巡しているが、新興国では廉価版ノートPCやネットブックが急速に拡大している。しかし、新興国で参入企業が増加していることから価格競争が進み、製品価格の下落が進むと見られる。

<注目市場>
  2010年見込(億円) 2009年比 2020年予測(億円) ‘20/’10年比
スレートPC 7,700 21,500 ※279.2%
シンクライアント 2,100 116.7% 6,300 350.0%
※スレートPCの2020年予測、2009年比は2010年見込比

■ストレージ関連
磁気テープ装置、テープライブラリ、CD/DVDドライブの市場が縮小すると見られる。磁気テープ装置は先進国でディスク・ストレージ製品への移行が加速しており、CD/DVDドライブは新興国需要が旺盛であるが、長期的にBlu-rayドライブへの移行が進むと考えられる。

ディスクアレイは、ストレージ容量の不足が顕著化してきたことを受けて需要が再度拡大している。ハードディスクは、新興国におけるPC市場拡大に伴いPC向けが拡大する他、低価格化や高性能化に伴いPC以外でも需要が拡大すると考えられる。Blu-rayドライブも低価格化により需要が拡大すると見られるが、低価格で大容量化されたHDDやSSDなどのメモリドライブとの競合が激化していくと想定される。

■ストレージメディア関連
磁気テープ、CD/DVDが縮小し、Blu-rayディスク、メモリーカード、USBメモリが拡大すると見られる。メモリーカードはデジタルスチルカメラや携帯電話等の普及により堅調に成長している。将来的にも、より大容量のメモリーカードに対する需要が高まっており安定した成長が予想される。USBメモリーは製品の普及と低価格化が進み市場が成熟期へと向かっているが、PCの需要拡大が見込まれる新興国では大きな市場が見込まれる。

■ネットワーク関連(モデム/ルータ/スイッチを対象)
モデムは日本、欧州市場で縮小するが、インターネットインフラ整備が進む新興国需要の増加で拡大する。ルータは新興国を中心に拡大する。普及が進む先進国でリプレイス需要やモバイルネットワークへの移行に伴う新規需要等が堅調であるが、日本市場はNext Generation Network関連投資の終息に伴う反動があり、長期的には微減と見られる。スイッチは日本市場が景気悪化に伴う設備投資抑制の影響を受け縮小している。但し、世界市場は先進国のリプレイス需要、新興国の通信インフラの整備といった新規需要で拡大すると見られる。

■入出力機器関連
入出力機器は各地域とも概ね複合型製品に対する需要が高まっている。一方、単機能製品は複合型製品に需要を侵食され市場は縮小している。ドットマトリックス方式プリンタやデジタル印刷機は特定用途の需要があるものの、他のプリンタに代替されマイナス成長が見込まれる。オンデマンドプリンティングシステムは小ロット、多品種印刷対応や企業の印刷内製化によりアジアを中心に好調を維持すると見られる。

■パーソナル支援機器関連
電子辞書は、日本市場がマイナス成長となるが、世界市場は中国を中心としたアジア地域で富裕層需要が期待され拡大すると見られ、日本メーカーも中国などへの本格進出を進めている。電子メモは日本市場に留まっており、女性向けや数量限定特別デザイン製品の投入などで市場の底上げを進めている。カーナビは自動車市場の回復や、多様化するユーザーニーズをカバーすべくコンテンツの充実などが図られていることから市場が拡大している。また、PNDと共に新興国需要が期待される。

■モバイル機器関連
携帯電話は、先進国の需要が飽和傾向であるが、新興国では需要が伸びており、世界市場は穏やかに拡大していくと見られる。PHS は最大市場であった中国でサービスが廃止されることとなり、市場は衰退へと向かっている。スマートフォンは今後各地域で拡大すると見られる。電子ペーパー端末は北米で先行したが、中国でも早期から電子書籍に取り組んでおり、北米に次ぐ市場として確立している。

<注目市場>
  2010年見込(億円) 2009年比 2020年予測(億円) ‘20/’10年比
スマートフォン 98,500 131.3% 170,000 226.7%
電子ペーパー端末 830 118.6% 2,200 314.3%

スマートフォンは、日本では景気低迷の中でも「iPhone」需要が拡大している。今後もAndroid搭載端末の登場が市場の活性化に拍車をかけると見られる。但し、携帯電話の方が多機能であり、携帯電話からスマートフォンに買い替えるユーザーが少ないため、本格的な普及には至っていない。海外ではNOKIA社のOS・Symbianを搭載した機種を中心に市場に投入されたが、日本と同様「iPhone」の需要拡が牽引役となり市場拡大に寄与している。電子ペーパー端末は(ここでは電子ペーパーを用いた電子書籍端末及びドキュメントビューアとした)、日本市場が「iPad」により、電子書籍への関心が再加熱したことを受け、電子ペーパー搭載の電子書籍端末への注目度が高まっている。但し、海外の主要製品で日本市場に投入されている製品が少ないことから市場は極めて小規模である。また、ドキュメントビューアについてもスマートフォンやスレートPC等のユーザービリティの高い端末がある中で、機能面や利便性の面で見劣りする点があるため普及に苦戦している。海外は北米でAmazon.comの「Kindle」を始めとした電子書籍端末が急拡大したことと、政府をあげて書籍の電子化を進めてきた中国の需要拡大が牽引し、拡大している。

参考文献:「情報機器グローバルマーケット 2011(上巻)」
(2010年10月29日:富士キメラ総研)
「情報機器グローバルマーケット 2011(下巻)」
(2010年11月30日:富士キメラ総研)


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