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機能性高分子フィルムは、FPD関連、半導体関連、電池関連分野において、海外需要が拡大しているため、日系メーカーも本格的に海外生産を開始する動きが進んでいる。
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ここでは、FPD関連、半導体関連、電池関連の3分野における主要エリア別(日本、韓国、台湾、中国、欧米)の需要規模(金額ベース)を集計、各エリアにおける主要品目の需要構成を示した高い。また、近年、環境意識の高まりを背景に、中国では太陽電池用封止フィルムやバックシート、日本では太陽電池用封止フィルムやリチウムイオン電池用セパレータ等エネルギーに関連するフィルムのウエイトが上昇している。
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■世界エリア別需要規模 |
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品目名 |
構成比(金額ベース) |
偏光フィルム |
22.7 |
偏光膜保護フィルム |
15.1 |
位相差フィルム |
14.4 |
反射防止フィルム |
12.2 |
プロテクトフィルム |
6.5 |
太陽電池用封止フィルム |
6.1 |
リチウムイオン電池用セパレータ |
5.5 |
光学用離型フィルム |
5.2 |
輝度向上フィルム |
2.8 |
その他 |
9.5 |
合計 |
100.0% |
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品目名 |
構成比(金額ベース) |
偏光フィルム |
50.7 |
位相差フィルム |
12.4 |
偏光膜保護フィルム |
8.2 |
反射防止フィルム |
6.4 |
輝度向上フィルム |
4.6 |
プロテクトフィルム |
4.1 |
リチウムイオン電池用セパレータ |
3.6 |
その他 |
10.0 |
合計 |
100.0% |
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品目名 |
構成比(金額ベース) |
偏光フィルム |
30.2 |
輝度向上フィルム |
20.1 |
太陽電池用封止フィルム |
12.2 |
ドライフィルムレジスト |
7.3 |
拡散フィルム |
6.6 |
太陽電池用バックシート |
5.9 |
反射防止フィルム |
3.9 |
その他 |
13.8 |
合計 |
100.0% |
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品目名 |
構成比(金額ベース) |
偏光フィルム |
50.4 |
輝度向上フィルム |
10.7 |
プロテクトフィルム |
7.3 |
偏光膜保護フィルム |
5.2 |
位相差フィルム |
4.5 |
反射防止フィルム |
3.8 |
透明導電性フィルム |
3.4 |
ドライフィルムレジスト |
3.4 |
その他 |
11.3 |
合計 |
100.0% |
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品目名 |
構成比(金額ベース) |
太陽電池用封止フィルム |
33.6 |
偏光フィルム |
33.1 |
太陽電池用バックシート |
17.6 |
太陽電池用カバーフィルム |
8.7 |
ドライフィルムレジスト |
6.1 |
その他 |
0.9 |
合計 |
100.0% |
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高分子フィルムの主力3分野(FPD,太陽電池、半導体)における需要地域は韓国のウエイトが高いが、近年、日本や台湾の需要が中国へシフトしており、中国のウエイトが急激に上昇している。特に、LCD関連は中国や韓国、半導体関連や電池関連ではで中国、韓国、その他アジアの需要が旺盛である。 |
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欧米では封止フィルムやバックシート、カバーフィルム等の太陽電池向けのウエイトが6割を占めており、アジアとは異なる需要ウエイトを示している。
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参考文献:「2011年版 機能性高分子フィルムの現状と将来展望」 (2011年03月02日:富士キメラ総研)
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