機能性高分子フィルム市場 市場動向3

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機能性高分子フィルムは、FPD関連、半導体関連、電池関連分野において、海外需要が拡大しているため、日系メーカーも本格的に海外生産を開始する動きが進んでいる。

ここでは、FPD関連、半導体関連、電池関連の3分野における主要エリア別(日本、韓国、台湾、中国、欧米)の需要規模(金額ベース)を集計、各エリアにおける主要品目の需要構成を示した高い。また、近年、環境意識の高まりを背景に、中国では太陽電池用封止フィルムやバックシート、日本では太陽電池用封止フィルムやリチウムイオン電池用セパレータ等エネルギーに関連するフィルムのウエイトが上昇している。

■世界エリア別需要規模

1)日本市場   3,813億円(2010年)
品目名 構成比(金額ベース)
偏光フィルム 22.7
偏光膜保護フィルム 15.1
位相差フィルム 14.4
反射防止フィルム 12.2
プロテクトフィルム 6.5
太陽電池用封止フィルム 6.1
リチウムイオン電池用セパレータ 5.5
光学用離型フィルム 5.2
輝度向上フィルム 2.8
その他 9.5
合計 100.0%

2)韓国市場   6,816億円(2010年)
品目名 構成比(金額ベース)
偏光フィルム 50.7
位相差フィルム 12.4
偏光膜保護フィルム 8.2
反射防止フィルム 6.4
輝度向上フィルム 4.6
プロテクトフィルム 4.1
リチウムイオン電池用セパレータ 3.6
その他 10.0
合計 100.0%

3)中国市場   6,298億円(2010年)
品目名 構成比(金額ベース)
偏光フィルム 30.2
輝度向上フィルム 20.1
太陽電池用封止フィルム 12.2
ドライフィルムレジスト 7.3
拡散フィルム 6.6
太陽電池用バックシート 5.9
反射防止フィルム 3.9
その他 13.8
合計 100.0%

4)台湾市場   3,771億円(2010年)
品目名 構成比(金額ベース)
偏光フィルム 50.4
輝度向上フィルム 10.7
プロテクトフィルム 7.3
偏光膜保護フィルム 5.2
位相差フィルム 4.5
反射防止フィルム 3.8
透明導電性フィルム 3.4
ドライフィルムレジスト 3.4
その他 11.3
合計 100.0%

5)欧米市場   1,565億円(2010年)
品目名 構成比(金額ベース)
太陽電池用封止フィルム 33.6
偏光フィルム 33.1
太陽電池用バックシート 17.6
太陽電池用カバーフィルム 8.7
ドライフィルムレジスト 6.1
その他 0.9
合計 100.0%
高分子フィルムの主力3分野(FPD,太陽電池、半導体)における需要地域は韓国のウエイトが高いが、近年、日本や台湾の需要が中国へシフトしており、中国のウエイトが急激に上昇している。特に、LCD関連は中国や韓国、半導体関連や電池関連ではで中国、韓国、その他アジアの需要が旺盛である。
欧米では封止フィルムやバックシート、カバーフィルム等の太陽電池向けのウエイトが6割を占めており、アジアとは異なる需要ウエイトを示している。

参考文献:「2011年版 機能性高分子フィルムの現状と将来展望」
(2011年03月02日:富士キメラ総研)


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