カード関連ビジネス市場 市場動向3

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(1)モバイルアプリケーションの市場動向
非接触IC対応携帯電話/スマートフォンを活用したモバイルアプリケーションの需要は、FeliCa搭載端末(通称「おサイフケータイ」)の普及に伴い発行件数が増大している。キャッシングやクレジットショッピング、クーポン・チケット発行、入退出管理キーなどの利用に加え、従来型非接触ICカードでは実現できない携帯電話/スマートフォンならではの通信機能を生かした利便性や特化したサービスなどが、評価され利用者が増加している。2011年以降は、更にNFC(Near Field Communication:)搭載端末の登場と対応サービスの増加が、更に利用者拡大に結びつくとみられる。

主要モバイルアプリケーションの累計加入数
単位:万人
摘要\年次2010年(実績)2011年(見込)2015年(予測)2011/2015比
モバイルアプリケーション
(7品目)合計
5,0285,9519,681192.5%


(内
数)
電子マネー(プリペイド型)1,4001,6402,150153.6%
電子マネー(ポストペイ型)1,3201,5102,240169.7%
鉄道/バス乗車券250292395158.0%
クーポン1,3001,6003,300253.8%
※加入数は2010年12月末時点の実数とし、各アプリケーションの累計である
※モバイルアプリケーション7品目とは、モバイル型電子マネー(プリペイド型)、モバイル型電子マネー(ポストペイ型)、モバイル鉄道/バス乗車券、モバイルポイント、モバイルチケット、モバイルクーポン、モバイル入退室キーを挿す
フィーチャーフォンやスマートフォンをリーダにかざして商品購入やサービスを受けられるモバイルクーポンの累計加入数は2010年で1,300万人、2015年には3,300万人(2010年比253.8%)に増加すると予測される。マクドナルドでは、「かざすクーポン」を2008年8月から開始して2010年にはスマートフォンに対応し2011年6月で携帯電話アプリ会員は1,000万人を超えている。

電子マネーや交通機関の乗車カードとしての普及拡大予想も注目されるが、それ以上にモバイルクーポンは、外出先で必要に応じてポイント取得でき、きわめて運用管理システムや利用者の利便性にも富むことから、加入者数もサービス提供事業者数も大きく拡大していくことが予測される。

(2)NFC市場の概要
NFCリーダ・ライタ市場
 2010年(実績)2011年(見込)2015年(予測)2011/2015比
数量290万個320万個600万個206.9%
金額34億円36億円55億円161.8%
NFC市場は対応携帯電話端末が登場すると見られる2012年以降から普及し始め、2013~2014年には本格的に普及すると予測する。

NFCは非接触ICカードの通信規格(ISO/IEC14443TypeA/TypeB、FeliCa)やRFIDタグ通信規格(ISO/IEC15693)と互換性があり、次世代近距離無線通信規格として期待されている。非接触ICカードの代替として幅広く利用できる他、リーダ・ライタや機器間通信、ペアリング/ハンドオーバーなどの機能/特長から、様々なデジタル機器への組み込み非接触通信ICデバイスとして広範な用途拡大が見込まれる。また、携帯電話端末以外にもヘッドフォンやスピーカー、車載機器などへの組みこみが想定されている。

既に携帯電話端末においては実際に海外の一部製品においてNFCチップ搭載モデルが投入されており、高機能化/機能集約を狙いとして携帯電話端末との連携強化が図れるため、現在あらゆるデジタル製品においてその可能性が模索されている。

参考文献:「カード関連ビジネスの現状と将来展望 2011」
(2011年09月08日:富士キメラ総研)



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