2012年注目される電子部品・材料の市場動向(後編)

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■3.スマートメータ
市場規模推移
 2011年見込2016年予測伸長率
世界2,052億円4,455億円217.3%
国内32億円135億円421.9%
※国内(市場)は世界(市場)の内数。伸長率は2011年比
ここでは双方向通信機能付きの電力量検針用メーターを対象としている。市場は欧州から立ち上がり、「EUエネルギー効率化指令」により導入が加速した。その後、米国ではスマートグリットのコントローラーとして導入が進んでいる。

2010年の世界市場は、景気が後退した2009年の反動により前年比38.1%増の2,231万台、同17.8%増の1,971億円と拡大した。一方、日本国内ではスマートメータを本格的に導入している電力会社はまだなく、実証実験に留まっていた。

2011年の世界市場は、前年比13.2%増の2,525万台、同4.1%増の2,052億円が見込まれる。スマートグリッド政策を推進している欧州・米国で、景気横ばいから電力各社の設備投資が伸びていないためと考えられる。2012年以降は、急激な拡大は難しいがスマートグリッドの進展とともに市場は拡大していくと予測される。

■4.投影型静電容量式タッチパネル
市場規模推移
 2011年見込2016年予測伸長率
世界6,014億円1兆2,751億円212.0%
国内850億円1,558億円183.3%
※国内(市場)は世界(市場)の内数。伸長率は2011年比
2010年の世界市場は、前年比2.6倍の3億720万枚、同2.5倍3,219億円であった。主要アプリケーションであるスマートフォン市場が急拡大したほか、投影型静電容量式タッチパネルを搭載したタブレットが登場したことで、市場は大幅に拡大した。

2011年もスマートフォン、タブレット市場ともに伸びており、この2つのアプリケーション向けが拡大を牽引し、市場は6億3,484万枚、6,014億円が見込まれる。

2012年以降もマートフォンとタブレット向けを中心に、新たなアプリケーションを獲得しながら拡大すると予想される。新たなアプリケーションとしては特にノートPCやAIO(オールインワンPC)での採用増が期待されている。これらは、従来抵抗膜式タッチパネルが主流であったが、OSの変化によりマルチタッチが求められるようになってきたため、投影型静電容量式タッチパネルに置き換わる可能性が高い。

また、車載用タッチパネルには、スマートフォンなどのモバイル端末向けとは異なり、周囲のノイズ対策や高い耐久性などが要求されるため、これまで静電容量式は採用されていなかった。しかし、投影型静電容量式であるスマートフォン、タブレットの急速な普及に伴い、エンドユーザーが車載用タッチパネルにも同様の操作性を求めてくると予想されるため、車載用ディスプレイにも採用され始めると見られる。

参考文献:「2012 有望電子部品材料調査総覧」
(2011年10月17日:富士キメラ総研)



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