食品用途を始めとした各種容器・包装資材の市場 市場動向4

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(2)医療包装分野の注目市場

注目用途(国内需要)
品目名08~11年
平均成長率
11~15年
平均成長率
拡大ポイント
PTP包装4.6%2.9%ジェネリック医薬品向けで需要拡大
(富士キメラ総研推定)

PTP包装は、主に錠剤向けの包装として使用されており、近年はジェネリック医薬品向けの採用拡大により、需要は増加傾向にある。今後、高齢化による投薬量増加に加え、厚生労働省は医薬品の中でジェネリック医薬品が占めるウエイトを30%へ拡大させることを目標としていることも、需要拡大の追い風となっている。
薄肉化等の動きも一部あるが、医薬品包材では内容物の保護がもっとも重視されるため、薄肉化の動きは小さい。また、薄肉化してもユーザーが従来品と仕様を変更することに抵抗を持っており、既存製品で途中から薄肉製品へ変更が行われるケースはないとみられる。尚、停滞している市場にあって、輸液バッグでは高薬価の中カロリー輸液の需要が拡大し、各社注力している。
また、金額ベースではマイナスになっているが、販売量でプラスになっているのがSP包装である。SP包装は、医薬品の中でも顆粒剤に使用されており、PTPと同様にジェネリック医薬品でも採用されている。ただし、製剤の包装にはまずPTP包装が検討されるため、市場の伸びは僅かである。
医療包装分野は内容物の安定性が最も求められ、変色や変質が起こらないようにハイバリアな製品を採用する傾向がある。特にPTP包装やSP包装では高防湿製品のニーズが増加しており、ハイバリアなフィルムやバリアコーティング製品が使用される。また、SP包装では易開封性等の高付加価値を付与することで、PTP包装と差別化している。
医薬品包材以外では省資源やコスト削減を目的に薄肉化が進められているが、医療包装分野では目立った薄肉化の動きは現状ない。研究開発は進められているものの、薄肉化を行うことで、防湿性等の性能が落ちる懸念もあり、材質や厚みの変更は行われ難い。医薬品包装はコストよりも性能や品質が重視されている。
(3)電気・電子分野の注目市場

注目用途(国内需要)
品目名08~11年
平均成長率
11~15年
平均成長率
拡大ポイント
エンボスキャリアテープ-3.0%1.7%小型パッケージの市場拡大
(富士キメラ総研推定)

震災の影響で2011年に業界全体が縮小したため、11~15年平均成長率は高くなっている。しかし、実際は国内市場が非常に厳しい環境にあり、国内市場で恒常的な拡大が見込まれる品目はほとんどない。
エンボスキャリアテープは例外的に国内市場でも成長が見込まれる。当該品は小型パッケージ向でICトレーから代替があるほか、モバイルなどの極小パッケージ向けでも紙製キャリアテープからの代替を狙っており、競合品からシフトする形で市場が拡大する可能性がある。
国内市場はリーマンショックによる不況後持ち直したかに見えたが、震災による大手ユーザーの被災、円高の長期化など、業界全体の空洞化が加速する要素が多くみられる。
ユーザーである半導体/デバイス/部品メーカーは、搬送資材を含む副資材のコストカットに注力している。特に、デバイス・部品など後工程の搬送資材(静電シールドバッグ、ICトレー、エンボスキャリアテープなど)は、ユーザーからの値下げ圧力が非常に強く、またアジアからの輸入品との競争が激化するなど、厳しい市場環境となっている。そのため、容器メーカーにとっても製造コストの圧縮が最大の課題となっており、新製品の研究・開発に予算がさけない状況に陥りつつある。特に、静電シールドバッグについては、2009年以降急激にコモディティ化が進み、現在市場の大半は韓国や中国のローカルメーカー製品になっているとみられる。
ただし、モバイル機器向けの極小パッケージやLEDなど、国内でも比較的好調な分野も一部存在する。容器参入メーカー各社も、今後はこれら成長分野向けでシェアの獲得を狙っていくものとみられる。
世界市場をみると、タイ洪水によるHDDや電子部品の供給能力の大幅低下、欧州経済の悪化に伴う最終製品需要の減少など、直近ではマイナス要因がみられる。しかし、モバイル機器向けなどを中心に新興国の需要は今後も拡大するとみられ、中長期的には堅調に推移していくと予測されている。2などが進んでいる。薄肉・軽量化による取組みが、様々な容器で進められている。また、軽量化の手法としては、発泡も挙げられる。例えば、レンジ用容器では比重が重いPPフィラーが採用されているが、耐熱PSPなど発泡品にすることで、軽量化が図れる。
容器についても、特にウエハやフォトマスクなど前工程向けの容器では、日系メーカーは未だ競争力を有している。ユーザーからの性能要求も依然として高く、今後も当面は日系メーカーが優位にあるとみられる。2などが進んでいる。薄肉・軽量化による取組みが、様々な容器で進められている。また、軽量化の手法としては、発泡も挙げられる。例えば、レンジ用容器では比重が重いPPフィラーが採用されているが、耐熱PSPなど発泡品にすることで、軽量化が図れる。
ただし、最近は台湾・韓国のローカルメーカーの技術力が著しく向上しており、前工程容器についても成形が可能になりつつある。今後、中長期的にはアジアメーカーの市場参入、競争激化、価格下落など、後工程容器と同じ流れになる可能性もある。2などが進んでいる。薄肉・軽量化による取組みが、様々な容器で進められている。また、軽量化の手法としては、発泡も挙げられる。例えば、レンジ用容器では比重が重いPPフィラーが採用されているが、耐熱PSPなど発泡品にすることで、軽量化が図れる。
なお、製品自体の研究開発としては、ウエハ容器(FOUP、FOSB)では450mmウエハへの対応、フォトマスク容器(RSP、フォトマスクケース)ではクレハ「バイヨン」に代わる透明制電樹脂の採用などがトレンドとなっている。2などが進んでいる。薄肉・軽量化による取組みが、様々な容器で進められている。また、軽量化の手法としては、発泡も挙げられる。例えば、レンジ用容器では比重が重いPPフィラーが採用されているが、耐熱PSPなど発泡品にすることで、軽量化が図れる。
参考文献:「2012年 パッケージングマテリアルの現状と将来展望」
(2011年12月27日:富士キメラ総研)



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