アグリビジネスの現状と将来を展望する 市場動向2

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アグリ・ビジネス市場についての第二回目は、注目テクノロジー動向について解説する。前回の「国内農業を取り巻く市場環境」を前提に、農業の高度化に求められるポイントをまとめてみた。
「農業の高度化ニーズポイント」
  • 01.作物の高品質化・高収量
  • 02.作物の安心・安全の確保
  • 03.作業の効率化・生産性向上
  • 04.栽培における環境負荷低
  • 05.栽培における省エネ
  • 06.貯蔵・流通における保存品質の向上
これらのポイントの実現に向けた技術開発が求められる中で、前回取り上げている各技術の概要と、その導入によって期待される効果・目的について整理してみると下記のようになる。

技術カテゴリ関連する主要技術(例)代表的研究機関期待される効果・目的
農業における情報通信技術(ICT)センシング技術
モニタリング技術
通信技術
ロボット化技術
クラウド技術
農作業可視化技術
データマイニング技術
日本電気
富士通
九州大学
北海道大学等
作物の高品質化
高収量化作物の安心
安全の確保作業の効率化
生産性向上
栽培におけるICT以外の高品質・高収量化・省力化技術栽培技術、光源・空調等の栽培環境技術いけうち、メビオール、電力中央研究所等作物の高品質化・高収量化
作業の効率化・生産性向上
農業における自然エネルギー利用の高度化技術太陽光・風力・風力を利用した発電技術、太陽熱・雪氷熱の熱利用技術富士電機
ダイカポリマー
新菱冷熱工業
豊橋科学技術大学
青森県産業技術センター
栽培における省エネ
栽培における環境負荷低減
農業における情報通信技術(ICT)センシング技術
モニタリング技術
通信技術
ロボット化技術
クラウド技術
農作業可視化技術
データマイニング技術
日本電気
富士通
九州大学
北海道大学等
作物の高品質化
高収量化作物の安心
安全の確保作業の効率化
生産性向上
農業資材における環境負荷低減技術減農薬/化学肥料技術、光源・空調の省エネ技術、利用廃棄物の再利用技術IHI、山梨大学、農業環境技術研究所農業・食品産業技術総合研究機構栽培における省エネ、栽培における環境負荷低減作業の効率化・生産性向上
長期貯蔵・鮮度保持技術CA貯蔵技術
氷温貯蔵技術
冷温高湿度貯蔵技術
前川製作所
徳島大学
作物の安心・安全の確保、貯蔵・流通における保存品質の向上
国内農業を取り巻く市場環境を考えると、衰退の一途をたどる従来型農業から脱却するためにも農業の高度化が必要となる。そのポイントは作物の高品質化・高収量化、作物の安心・安全の確保、作業の効率化・生産性向上、栽培における環境負荷低減、栽培における省エネ、貯蔵・流通における保存品質の向上・出荷の調整にある。

参考文献:「アグリビジネスの現状と将来展望 2012」
(2012年01月31日:富士経済)



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