世界のエンジニアプラスチック市場 市場動向4

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■樹脂素材別市場規模(2011年)と成長性/注目用途動向(前回の続き)
(2)汎用エンプラの市場規模(2011年)及び注目用途動向
樹脂名市場規模
単位:t
伸び率予測
2017/2011
注目用途動向
PC3,200,0005.0%自動車用途でグレージング向けに新規グレード開発が積極的に行われている。表面硬度、耐候性、コスト面が課題とされており、各社ともコーティング技術による解決を図っている。

そのほか、難燃性、低温衝撃性、表面硬度、熱伝導性を向上させた新規グレードの開発が行われている。表面硬度を改善した新規グレードでは、従来PCで必要であったハードコート加工を不要とする品種の開発が進められている。
m-PPE294,7002.9%太陽電池の普及拡大に伴い、ジャンクション・ボックス、コネクタの需要が旺盛で、特にジャンクション・ボックス向けでは難燃性、耐加水分解性、電気特性が評価され、耐トラッキング性を高めたグレードが採用されている。

太陽電池分野では耐熱性を向上させ、薄肉でも難燃性を確保したバックシートフィルムも開発されている。フッ素樹脂に比べて耐候性に劣るため添加剤やコーティング材による改善が進められている。

電線被覆材ではコストパフォーマンスに優れたPVCが多いが、薄肉化により軽量が図れるため自動車ワイヤーハーネスでの代替が想定される。
PA61,180,4004.0%自動車の電装化進展、エンジンルーム内の高温化、EV/HEV普及に対応して参入各社が新規グレード開発を行っている。

自動車用途では、電装品の耐高電圧グレードや、高温化が進むエンジンルーム内の金属部品を代替する耐熱グレードの開発も見られる。また、一体成型用樹脂の開発や、燃料タンクの油分透過性を抑制するグレードの採用拡大も図られている。
PA661,114,8505.2%自動車向けに耐油性向上によるオイルパン用途などの用途開拓、エンジンルーム内の高温化に対応した耐熱グレードの開発が行われている。

電気・電子部品用途では、ノンハロ、ノンリン難燃グレードの開発、部品の薄肉・小型化に対応した高流動性、良成形性グレードの開発が行われている。そのほか、リサイクルグレードの開発も進められている。
POM863,1003.8%自動車用ギアでは低摩耗性、引張強度、耐衝撃性を改良したコンパウンドグレードの開発が進められている。また、剛性を高めたコポリマーが採用されている。

寸法安定性の向上と機械的強度の維持を図り、PPSとの新規アロイグレードを開発、PA46での知見を活かして耐熱性、強度、寸法安定性、流動性に優れた新規ポリマー「PA4T」が開発・上市されている。
PBT756,1003.0%車両軽量化を目的に部品の薄肉化が進んでおり、流動性や耐ヒートショック性の向上が図られている。

EVでは大容量バッテリーが搭載され、大電流が流れることから、コネクタに対して耐アーク性の向上が要求されるようになってきている。
GF-PET97,9301.9%剛性の高さ、外観の良さを活かし、ルーフレールやドアミラーステイなどの外装部品を中心に採用されている。大型部品が多く、自動車1台あたりのGF-PET使用量は多い。安価なPBTに代替される動きが顕著になってきており、自動車生産台数の増加分ほど、GF-PETの需要は増加していない。

電子レンジやアイロン、炊飯器などの、耐熱性が求められる製品の部品として採用されている。従来ほど耐熱性が必要とされなくなった製品では、PBTに代替される動きがある。
UHMW-PE134,7004.1%LiB用セパレータでは分子量が数十万程度のグレードが採用されているが、分子量が大きいほど機械強度、寿命に優れるため、分子量を上げる傾向にある。
合計7,641,7804.5% 
富士経済調べ
参考文献:「2012年 エンプラ市場の展望とグローバル戦略」
(2012年07月18日:富士経済)



注目業界の市場動向・将来展望


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