耐熱・光学ポリマーの世界市場 市場動向4

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特殊コンパウンドの市場概要(2012年) (単位:万t)
 耐熱ポリマー透明ポリマー合計
(1)エレクトロニクス分野1,104,6171,032,6642,137,281
(2)自動車分野615,785740,0001,355,785
(3)工業・産業・機械分野994,005247,5461,241,551
(4)食品・医薬分野10,50091,700102,200
(5)建築・土木分野400,0000400,000
(6)その他分野135,3682,755,7752,891,143
合計3,260,2754,867,6858,127,960
※世界需要 富士キメラ総研調べ

ここでは、対象とした耐熱・透明ポリマー36品目が、どのような用途分野で使用されているかを集計、比較した。分類したのは上記の6分野である。なお、自動車分野には航空機向けの用途も含んでいる。

耐熱ポリマー市場では、エレクトロニクス分野が33.9%と最も多く、次いで工業・産業・機械分野が30.5%を占めている。エレクトロニクス分野では、コネクタやコイルボビンなど、電子部品やハウジング、半導体関連部材等に使用され、全般的に高耐熱化への要求がみられる。部品類は小型化・薄型化がトレンドであり、高耐熱性に加え、流動性や強度などの対応がニーズとなっている。

透明ポリマー市場では、市場規模の大きいPC、PMMAの雑多な用途を「その他分野」に分類したため、同分野のウエイトが高くなっている。

透明ポリマー市場のその他分野以外では、エレクトロニクス分野と自動車分野の比率が高い。エレクトロニクス分野もPCの販売量が多くを占めるが、LCD関連・LED関連のフィルム、レンズ等で各透明ポリマーが採用されている。

また、注目分野としてエネルギー分野、自動車・航空機分野、光学分野、その他分野の4分野に該当する主な用途を設定し、各ポリマーの採用状況を次頁に示した。

■注目成長分野における耐熱・透明ポリマーの採用動向
注目成長分野有望ポリマー採用拡大の背景・ポイント
エネルギーPBI燃料電池市場の形成、本格化
フッ素LiB市場の拡大、素材、若しくは部材の高機能化に寄与
LED耐熱ポリエステルLEDの高出力化の進展により、耐光性に優れ長期間の熱色安定性に優れるため、耐熱PAを代替して需要を拡大
自動車耐熱PA軽量化に伴う金属代替として採用拡大が見込まれる
航空機PESエポキシベースのCFRP用添加剤としてCFRP需要の増加に伴い市場拡大
光学フィルム・シート/透明耐熱シート透明PI従来品の高耐熱性に加え、光線透過率90%程度の高透明性有り、特性面での技術的課題があるも、フレキシブルデバイス向け基材として有望
透明エラストマーLED用ライトガイドフィルムとして採用。LED照明市場の拡大、及びPMMAにはない柔軟性を有し、自由形状が可能であることなどから、需要増の見込み
光学レンズ高屈折熱可塑性樹脂
(※高屈折PC)
高屈折(nD1.6以上)、及び寸法安定性が評価され、各種撮像系光学レンズ(凸レンズ)で採用拡大
高屈折硬化系樹脂高屈折(nD1.6以上)、高耐熱性などの優れた特性から、光学系撮像レンズ、(耐熱)車載レンズ等で需要形成の見込み大
医療・介護機器PEEK他樹脂を凌駕する優れた特性により、インプラント部材等への採用が増加
高機能繊維(耐熱)PEI繊維向けは新規の用途展開であり、今後本格的に採用が進む見込みである

参考文献:「2013年 耐熱・光学ポリマー市場の現状と将来展望」
(2013年01月21日:富士キメラ総研)



注目業界の市場動向・将来展望


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