国内住宅リフォーム市場 市場動向2

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国内リフォーム市場の動向、2回目はリフォーム事業者の業態別動向をみていく。

2011年度から2012年度にかけては、ハウスメーカー系事業者やゼネコン・デベロッパー系事業者、リノベーション事業者、小売系事業者の伸び率が高く、さらにこれらの業態においては、2013年度も引き続き好調に推移し、伸び率は2012年度を上回ると見込まれる。

ハウスメーカー系事業者とゼネコン/デベロッパー系事業者では、新築OB客を中心とした案件ごとの単価上昇によって好調であった。リノベーション事業者では、高額物件を中心にして事業展開を加速させる事業者もみられ、リノベーション事業そのものにスポットが当たっている状況にある。小売系事業者は、家電量販店及びホームセンターに属する事業者の成長が著しい。

全体のシェアをみると独立系工務店のシェアが40%以上を占めており、住設建材系事業者に関しても15%以上のシェアを占めている。後者に関しては、リフォーム向け部材の売れ行きが堅調であることが起因して市場が拡大している。2013年度は、2014年4月からの消費税改定に対する駆け込み需要により、2012年度比でおよそ5%強の増加となる見込みであり、住宅リフォーム市場全体が活性化する年となる。

2014年度以降は、2013年度の駆け込み需要の反動で、伸び幅が鈍化する事業者が多くなると考えられる。しかし政府の住宅リフォームに対する政策拡充や継続したリフォーム事業者の戦略強化により、市場は緩やかに拡大を続けると予想される。

下表は、2012年度の住宅リフォーム市場の主要11業態(その他含む)における部位別の市場規模を俯瞰したものである。

■主要業態別リフォーム市場の推移(元請金額ベース)
業態別/部位別市場規模(2012年度実績) 単位:億円
業態\部位リフォーム事業高水廻り設備内装外装・屋根外部建具エクステリア増改築他
ハウスメーカー系事業者5,4551,270980960985310250700
ゼネコン/デベロッパー系事業者4,4501,6507108504540301,170
住設建材系事業者14,1006,6707002,2501,2005002802,500
エネルギー系事業者2,7201,30085031075904550
リフォーム専業者5,2501,530680960630320300830
リノベーション事業者1,178210100470505050248
小売系事業者1,640670560160508510015
独立系工務店34,4509,0506,3306,3503,2402,1503,0004,330
専門工事業者8,2201,5301,6502,0703504103701,840
インターネット事業者273123905 10405
その他148433545 5515
合計77,88424,4612,68514,3856,6253,9704,47011,703
富士経済調べ

2012年度は、水廻り及び内装/外装・屋根の比率が2011年度よりも伸びた。特に、水廻りの比率が最も高く、全体の30%以上を占めている。キッチンや浴室ユニットを中心にしてリフォームのニーズが高まっている。

内装は20%程度を占め、特にインテリア・リフォームを得意とするゼネコン/デベロッパー系事業者などでは好調に推移している。また、水廻り及び内装の組み合わせによるリフォームが行われるケースも増加している。外装に関しては、ハウスメーカー系事業者において、塗装や外部建具のリフォームが増加している傾向がみられる。

他の部位に関しても、設備リフォームのうち住宅用太陽光発電システムのリフォーム案件は、継続して増加している。また、小売系事業者のうち家電量販店においては設備とともに水廻り関連も好調である。

外部建具は、断熱型アルミサッシなどサッシを中心にして好調であり、エクステリアは、カーポートの設置などが安定して見受けられる。

参考文献:「新・住宅リフォーム市場の現状と将来性 2013」
(2013年10月09日:富士経済)


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