静電容量式タッチパネルの世界市場 市場動向1

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タッチパネル市場はスマートフォン、タブレット端末の普及に加え、ノートPC 向けに静電容量式タッチパネルの搭載が増加し、市場規模が拡大している。また、スマートフォンにおいてはインセル型、オンセル型を搭載したハイエンド機種の生産台数が増加し、金額ベースの市場規模も大幅に押し上げている。今回は、成長著しいタッチパネル市場の動向を取り上げてみた。
今回は第二世代を迎えた車載電装デバイス&コンポーネンツの世界市場動向について解説する。

構造別ではアップルのGG(カバーガラス+ITOガラスセンサー)方式やGFF(カバーガラス+ITOフィルムセンサー2枚)タイプが大勢を占めているが、GGからGFFへと移行が進み、フィルムセンサー型の市場規模が拡大している。GG代替でカバーガラス一体型の市場規模も拡大したが、ガラス強度の問題や価格面でフィルムセンサー型に対抗できず、2013年当初に想定されていたほど、市場規模は拡大しなかった。
今回は第二世代を迎えた車載電装デバイス&コンポーネンツの世界市場動向について解説する。

今後は低価格なフィルムセンサー型が普及していくと見られるが、一方で、タブレット端末やノートPC、車載ディスプレイなどの中大型用途は需要が依然として拡大傾向にあり、現在は生産効率をより向上させ、コスト削減できる構造に加えて、より優れた光特性あるいは重量・厚さで優位性を発揮できる製品として、ITOセンサーのレイヤーを減らし、プロセス、材料費用、そして薄さを追求した構造のGG、G1・G2、GFF、GF2、GF1、G1F、インセル・オンセルが出現している。
今回は第二世代を迎えた車載電装デバイス&コンポーネンツの世界市場動向について解説する。

■静電容量式タッチパネル(タッチモジュール)の世界市場
 2013年実績2018年予測2013年比
数量13億8,080万枚20億4,565万枚148.1%
金額2兆5,215億円3兆1,866億円126.4%
富士経済調べ
※タッチモジュールは、タッチセンサー(電極基板に回路配線形成した製品、及びフレキシブルプリント基板を圧着した製品)にカバーパネルをラミネートした製品、及びコントローラICを実装した製品と定義している。

2013年の市場は、前年比71.0%増の2兆5,215億円となった。スマートフォン、タブレット端末と共に、ノートPCでの搭載が増加したのに加え、スマートフォンでハイエンド機種の生産台数が増加し、高価格のインセル型、オンセル型の採用が増加したため、更に市場を押し上げた。

2018年の市場は、2013年比26.4%増の3兆1,866億円が予測される。その背景として、主要用途であるスマートフォンは、先進国では市場が成熟していくものの、新興国での普及拡大が想定され、低価格なフィルムセンサー型の需要がさらに拡大するとの予測がされている。2013年に急拡大したタブレット端末は今後も需要増加が期待され、2018年には面積ベースでスマートフォンと同程度に拡大するとみられる。また、ノートPCについては、タッチパネル搭載が進むものの、搭載型ノートPC自体の台数の伸び悩みが懸念される。車載ディスプレイ用途は新車のモデルチェンジごとに抵抗膜式からの代替が進み、採用増加が予測されている。

新興国でのスマートフォンの普及により、低価格なフィルムセンサー型の需要が高まるとみられるが、スマートフォンやタブレット端末のハイエンド機種を中心に、カバーガラス一体型やインセル型、オンセル型の採用拡大も期待される。

また、市場拡大と共に、低コスト化に加え、低抵抗化や薄型化、視認性の向上、パターン不可視化など、品質に対する要求も厳しくなっている。加えて、車載やウェアラブル端末などの新用途ではフレキシブル性などの付加価値も必要となり、メーカー側は新たな対応が求められている。

2013年はタッチパネル市場で大きな意味を持つ年で、ITOフィルムの代替品材料となる銀ナノワイヤー、 銅メッシュ、シルバーメッシュ、銀塩、銀ナノ粒子などの採用が本格化した年と言える。静電容量式タッチパネルの電極基板の9割以上はITOフィルムが採用されているが、それよりも安価なAgメッシュフィルムがスマートフォン、タブレット端末などの一部で採用され、またCuメッシュフィルムもノートPCを中心に採用が始まっている。

スマートフォンやタブレット端末では、ITOフィルムの低価格化進行により今後も主にITOフィルムの利用が続くとみられるが、車載ディスプレイやウェアラブル端末といったフレキシブル用途では、メタルメッシュフィルムの需要が急拡大する可能性がある。

参考文献:「2014 タッチパネルと構成部材市場の将来展望」
(2014年04月18日:富士経済)

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