主要自動車部品の世界市場 市場動向3

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■車載カメラモジュールの世界市場
2014年見込み2025年予測2013年比
1,227億円3,609億円5.1倍
富士キメラ総研調べ

車両周辺の外部環境を車内モニターに表示するモニタリング用途と、歩行者や他の車両などを認識しドライバーへの警告や車両の制御につなげるためのセンシング用途のカメラモジュールが対象となる。

従来は、リアビューなどの単純な死角のモニタリング用途が主体であったが、先進安全支援システム(ADAS)の需要拡大などでセンシング用途が急増している。

北米では、2013年にKT法(Kids and Transportation Safety Act)によるリアビューの搭載義務化し、モニタリング用途の需要が急増した。KT法は2018年に完全実施が決定している。すでにカメラモジュールメーカー、自動車メーカーはリアビュー搭載義務化への対応を進めているが、短期的には2014年以降もモニタリング用途の需要が増加するとみられる。

欧州では、車線逸脱警報(LDW)、車線維持支援(LKA)などのセンシング用カメラを使うシステムがEuroNCAPの評価基準に採用されることとなり、需要の急拡大が予想される。また、サラウンドビュー搭載が日本、欧州のみならず、中国でも高級車種で進んでいる。

長期的にはモニタリング用途のカメラがセンシング用途も兼ねることや、モニタリング用途の需要は飽和するが、ADASや自動運転で四方をセンシングする用途の需要が増加するため、2025年には2013年比5.1倍の伸長が予測される。

■スタータージェネレーターの世界市場
2014年見込み2025年予測2013年比
523億円2,836億円7.0倍
富士キメラ総研調べ

アイドリングストップシステムやエネルギー回生システムの搭載が増加しており、エンジン始動やバッテリーへ電力供給を行う回数が増えているため、スターターやオルタネーターを一体化して高効率化を図ったスタータージェネレーターの搭載が増えている。HVやPHV、マイクロHVの普及によってもスタータージェネレーターが増加し、2014年には523億円が見込まれる。

2020年以降、欧州では燃料規制に対し、モータージェネレーターを採用して回生機能を強化したマイクロHVシステムの搭載が進むとみられる。また、48V対応スタータージェネレーター搭載による大電力化に伴い、15%以上の燃費向上が狙えると考えるメーカーが多く、48V対応のスタータージェネレーターの開発が活発化しており、2025年には2013年比7倍となると予測される。

■高圧ハーネスの世界市場
2014年見込み2025年予測2013年比
150億円827億円6.2倍
富士キメラ総研調べ

ワイヤハーネスのうちHV/EVシステムに使用される高電圧のワイヤハーネスが対象となる。高圧ハーネスの市場は2013年に133億円となった。回路数の多い2モーター式のストロングHVやPHVの需要が多い日本が市場をけん引している。

2014年はPHVの需要拡大が期待される欧州/北米などでの伸びにより、市場は150億円が見込まれる。しかし、欧州では1モーター式ストロングHVが主流になっていくとみられるため、2020年までは日本市場の規模には及ばないと考えられる。一方、北米は1モーター式ストロングHVが主流であるものの、PHVが引き続き拡大し、2020年以降に日本市場を上回ると予想される。

今後は、低価格化の要求は進むものの、モーター出力、バッテリー容量が高いPHV/EV向けにおいては、より高いスペックの製品が求められるため市場拡大要因となり、2025年は2013年比6.2倍の伸長が予測される。

参考文献:「2014 ワールドワイド自動車部品マーケティング便覧」
(2014年08月06日:富士キメラ総研)

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