国内の容器・包装材市場 市場動向2

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今回は、市場拡大が見込まれる注目容器・包装材を解説する。

■PP発砲食品容器(発砲PP食品容器、発砲PP/PSアロイ容器)

 2016年実績2020年予測2016年比
数量2.2万トン2.6万トン118.2%
金額122億円149億円122.1%
富士キメラ総研推定

発泡PP容器は、PPの優れた耐熱性と発泡層による高い断熱性、軽量性を有する製品である。発泡PP/PSアロイ容器は、PPとPSを混合することで耐熱性を高めたPS系低発泡容器である。発泡PP食品容器と同様に耐熱性や断熱性、耐油性に優れる。中食市場やインバウンド需要拡大に伴うレンジアップ容器として、需要拡大がみられる。また、PPフィラー容器からの需要シフトやメーカーの注力製品として市場拡大が見込まれる。

■バイオプラスチック食品容器

 2016年実績2020年予測2016年比
数量2,800トン3,400トン121.4%
金額11.8億円15.6億円132.2%
富士キメラ総研推定

バイオプラスチックはサトウキビやトウモロコシなど植物を原料とした樹脂であり、燃焼時に石油を原料とした樹脂に比べて二酸化炭素の発生量を低減することが出来る。CO2削減など環境配慮ニーズの高まりを受けて近年需要が増加している。石油樹脂と比較すると価格は高いものの、今後は価格低下や補助金支援などにより普及が進むとみられる。

■プレフィルドシリング

 2016年実績2020年予測2016年比
数量2億9,500万本3億1,800万本107.8%
金額109億円129億円118.3%
富士キメラ総研推定

引する見通しである。特に自己注射に使用される針付きプレフィルドシリンジや、製品価格の高い環状オレフィン樹脂(COP・COC)製プレフィルドシリンジの成長性が高いことから、金額ベースの当該市場は年率4%~5%の拡大が予測される。

■電子レンジ対応パウチ

 2016年実績2020年予測2016年比
数量5億袋8億5,000万袋170.0%
金額55億円99億円180.0%
富士キメラ総研推定

電子レンジ対応パウチは、皿などに移し替える必要がなく、利便性の高い包装材として急速に採用が増加している。2012年ごろまでは冷凍食品向けが主体であったが、カレーやスープ、惣菜などのレトルト食品・チルド食品向けが大幅に増加している。単身世帯や高齢世帯の増加により、調理済み食品の需要が増加していることから、今後も市場は堅調に伸長するとみられる。

■脱酸素フィルム

 2016年実績2020年予測2016年比
数量120万m2450万m23.8倍
金額22億円80億円3.6倍
富士キメラ総研推定

脱酸素フィルムは、包装内に残る酸素を吸収し包装外からの酸素の侵入を防ぐ機能を持っており、内容物の品質を保持できる。これまで食品メーカーや医薬品メーカー向けのサンプル出荷が中心であったが、2016年より切り餅の包装材として本格的に採用が開始された。今後は他の食品包装や医薬品など様々な用途での需要増加が期待され、市場は大幅に伸長するとみられる。

参考文献:2017年 パッケージングマテリアルの現状と将来展望

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