光通信関連の世界市場 市場動向1

マーケット情報TOP
SNS、動画共有サービスの普及が世界的規模で進んでおり、データ伝送の大容量化が加速している。100Gから今後は400G伝送も視野に入っている。伝送の高速大容量化に対応するため、光トランシーバーは高速化・小型化が進んでいる。従来ライン側光トランシーバーは168pin 5×7タイプが主流であったが、2016年頃からメトロ向けでより小型な168pin 4×5やプラガブルタイプのCFP-DCOなどに置き換えが進んでいる。

モバイルバックホールでは従来第4世代基地局(LTE)が市場をけん引してきたが、2018年から部品レベルで第5世代基地局向けの展開が始まる。第5世代基地局では、光トランシーバーは25GタイプのSFP28や10GタイプのSFP+が併用される見通しである。

今回は、データセンターにおける100G・400G光伝送需要をけん引する光通信関連装置・デバイスの市場動向を解説する。

■光通信関連装置・デバイスの世界市場予測

 2016年実績2020年予測2016年比CAGR2016~2025
合計9兆5,905億円12兆8,400億円133.9%3.30%
光伝送装置/関連装置6兆6,596億円8兆4,050億円126.2%2.62%
光トランシーバー1兆5,440億円2兆7,309億円176.9%6.54%
光アクティブデバイス3,423億円3,438億円100.4%0.05%
光パッシブデバイス865億円1,149億円132.8%3.21%
光ファイバー/光回路デバイス8,080億円1兆471億円129.6%2.92%
光測定器/製造装置1,501億円1,983億円132.1%3.14%
CAGR(年平均成長率)富士キメラ総研推定

光伝送装置/関連装置は2016年から2025年にかけてCAGRが2.62%で推移していくとみられる。注目されるのはWDM光伝送装置で、2016年には200G用光伝送装置市場が本格化の兆しをみせ、中国においてロングホールの需要が拡大した。FTTx、携帯電話基地局およびモバイルバックホール、データセンターにおけるデータ伝送では、光伝送装置が不可欠であり、今後も光伝送装置が市場をけん引するとみられる。

光トランシーバーは2016年から2025年にかけてCAGRが6.54%で推移していくと予測される。光トランシーバーは、2016年後半から2017年前半にかけて、中国では一部システムメーカーによる在庫調整により、2017年の低速光トランシーバーは大きく縮小するが、製品単価の高い100G光トランシーバー(ライン側・クライアント側共に)がけん引し、市場の拡大を続けると見込まれる。また、2025年にかけても100G以上の光トランシーバーがけん引し、デバイス・材料・測定器市場の中で最も高い伸び率が予想される。

光アクティブデバイス市場は、製品により市場の増減に差がある。25G DFB-LD市場が2016年から2025年にかけてCAGRが30%以上で推移していくと予測される。クライアント側100G光トランシーバー用のレーザー、あるいは25G光トランシーバーとして期待されている。

光パッシブデバイスは、WSSモジュールなどが今後も市場をけん引していくとみられる。WSSモジュールは今後データセンター、基地局、幹線系などあらゆる用途での利用が期待される。

光ファイバー/光回路デバイスは、市場の半数以上を占める石英光ファイバーがけん引している。2016年は中国の需要が伸び、今後はASEAN、南米、中東などの需要増加が期待される。また、100G以上のラインカード(光トランシーバーに分類)に搭載されるデジタルコヒーレントDSPも100G伝送の標準化や更なる高速大容量化と共に急拡大が予想される。

光測定器/製造装置市場は、堅調な伸びが期待される。特に、デジタルコヒーレントを測定する光変調アナライザーと任意波形発生器が今後注目される。


■光通信関連装置・デバイスの対象製品

光伝送装置/関連装置光伝送装置、ルーター、L2/L3スイッチ、PONシステム、FTTx用メディアコンバーター
光トランシーバーラインカード、ライン側光トランシーバー(40G・100G・200G・400G)、クライアント側光トランシーバー(100G・200G・400G)、クライアント側光トランシーバー(25G・40G・50G)、10G光トランシーバー、低速光トランシーバー、データセンター用光トランシーバー、AOC
光アクティブデバイスDFB-LD、ファブリペローLD・VCSEL、フルチューナブルLD、APD、光アンプモジュール、励起レーザー、LN光変調器、ICR
光パッシブデバイスWSSモジュール、非球面レンズ、ボールレズ、光アイソレーター、光アイソレーター用光学材料
光ファイバー/光回路デバイス石英光ファイバー、光コネクター付きケーブル、光コネクター、光フェルール、デジタルコヒーレントDSP、PONチップ
光測定器/製造装置光スペクトラムアナライザー、光変調アナライザー、オシロスコープ、BERT、OTDR、任意波形発生器、光パワーメーター、光ファイバー融着接続機

参考文献:2017 光通信関連市場総調査

技術革新が進む自動車業界特集


戻る
エンプラ関連情報サイト エンプラネット トップページ