環境対応車用充電器(充電インフラ)の世界市場 市場動向2

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■中国の充電インフラの市場推移予測(ストック市場)

 2016年2020年予測2035年予測2016年比
急速充電器
コネクタ数
32,700本143,800本293,000本9.0倍
普通充電器(パブリック)
コネクタ数
115,800本355,000本1,100,000本9.5倍
ワイヤレス給電システム
送電コイル数
0台1,000台600,000台
富士経済推定
中国政府によるEV普及計画とそれに後押しされた地方政府の補助もあり、現在急激に充電器の設置が進んでいる。2030年に向けて、内燃車の段階的販売禁止措置によりEV販売が加速し、低コストの普通充電器設置が更に増加するとみられる。将来的には既に商用車向けで実用化が進んでいるバッテリスワップシステムと走行中のワイヤレス給電システムの導入が期待される。

■欧州の充電インフラの市場推移予測(ストック市場)

 2016年2020年予測2035年予測2016年比
急速充電器
コネクタ数
9,770本38,800本69,000本7.1倍
普通充電器(パブリック)
コネクタ数
62,800本85,250本286,000本4.6倍
ワイヤレス給電システム
送電コイル数
0台2,000台350,000台
富士経済推定
ドイツ系自動車メーカーによるPHVやEVの発売が続くことで、今後充電インフラの整備も加速するとみられる。ドイツ、英国、フランスなどの都市部では短時間充電ニーズが高いため、急速充電器の設置が増えている。更なる時短に向け、急速充電器の高出力化(出力350kW)が進められており、複数の国をまたぐ幹線道路沿いへの超急速充電器の設置が進んでいる。長期的にはドイツ、フランス、英国をはじめとした内燃車販売禁止措置に伴いEVの普及が加速し、ワイヤレス給電対応のEV、PHVの投入も本格化するとみられる。

■欧州の充電インフラの市場推移予測(ストック市場)

 2016年2020年予測2035年予測2016年比
急速充電器
コネクタ数
7,650本22,000本59,500本7.8倍
普通充電器(パブリック)
コネクタ数
39,800本62,520本346,500本8.7倍
ワイヤレス給電システム
送電コイル数
僅少2,000台450,000台
富士経済推定
ZEV規制本格化に伴うEVやPHVの販売急増が予想される中で、TeslaのSuperchargerをはじめ高速道路や幹線道路沿いを中心に急速充電器、都市部では普通充電器の設置が進んでいる。また、ワイヤレス給電システムも世界に先駆けて市場が立ち上がった。2030年頃には急速充電器の需要は一巡が予想される。ワイヤレス給電システムはオプションなどで自動車への搭載も進み、第三の選択肢として普及が進むとみられる。

■日本の充電インフラの市場推移予測(ストック市場)

 2016年2020年予測2035年予測2016年比
急速充電器
コネクタ数
7,260本8,650本11,000本1.5倍
普通充電器(パブリック)
コネクタ数
24,800本38,300本47,500本1.9倍
ワイヤレス給電システム
送電コイル数
僅少1,000台200,000台
富士経済推定
現在は、急速充電器はイニシャルコストの高さと補助金の減額に伴い普及スピードが鈍化しており、低コストの普通充電器(パブリック)設置が進んでいる。2025年頃から家庭用のワイヤレス給電システムが普及しはじめ、2030年には公共用にも広がることで、充電器の普及は頭打ちになるとみられる。将来的には、ワイヤレス給電システムが停車中給電に加え、走行中給電も実用化されることで、広範囲に普及すると期待される。

参考文献:次世代自動車充電インフラ機器のグローバルマーケット展望 2017

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