光学機器・光学デバイスの世界市場 市場動向2

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今回は、光学機器を構成する光学デバイスを取り上げる。

■光学機器の世界市場予測(生産ベース)

 2016年実績2022年予測2016年比
生産金額合計5兆8,603億円9兆7,575億円166.5%
光学ユニット3兆7,164億円6兆1,924億円166.6%
半導体デバイス1兆3,757億円2兆5,265億円183.7%
光学部品6,531億円8,968億円137.3%
光学関連材料・装置1,151億円1,418億円123.2%
富士キメラ総研推定
対象品目(29品目)
光学ユニット
(12品目)
小型カメラモジュール、車載カメラモジュール、モバイルレンズユニット、車載用レンズユニット、マシンビジョンカメラ(エリア)、マシンビジョンカメラ(ライン)、電子ビューファインダーモジュール、バーコードリーダーモジュール、光ピックアップ、レーザーレーダー・レーザースキャナー、ヘッドライトシステム、ヘッドアップディスプレイ
半導体デバイス
(7品目)
エリアイメージセンサー、リニアイメージセンサー、TOFセンサー、赤外光半導体レーザー(非通信用)、可視光半導体レーザー(プロジェクター用)、赤外光LEDパッケージ(700mW以上)、マイクロボロメーター
光学部品
(5品目)
光学レンズ、光学フィルター、ウェハレベルレンズ、HUD用光学部品、遠赤外線カメラ用レンズ
光学関連材料・装置
(5品目)
レンズ用樹脂材料、光学ガラス、レンズ用コーティング材料、光学接着剤、射出成形機

■光学ユニット(主要6品目)の世界市場予測(生産ベース)


光学ユニットは、小型カメラモジュールがけん引している。小型カメヘッドライトシステムやヘッドアップディスプレイも堅調に拡大する見込みである。今後は自動車向けが光学ユニット業界をけん引していく。自動車における自動運転対応が進むことで各種センサーの搭載率が高まる。車載カメラモジュールは、自動車需要の増加と自動車への搭載率上昇によって拡大が予想され、新たなセンシングの需要が期待される。車載用レンズユニットはセンシング用途でガラスレンズを中心としたハイエンド品が増加する。ヘッドライトシステムやヘッドアップディスプレイも堅調に拡大する見込みである。

■半導体デバイス(主要5品目)の世界市場予測(生産ベース)


エリアイメージセンサーは、スマートフォンのカメラ向けのほか、自動車向けが期待される。自動車では複数のカメラが搭載される見込みであり、ADASや自動運転への対応が今後進むとともに需要が拡大する。TOFセンサー、赤外光半導体レーザー、赤外光LEDパッケージは、いずれのデバイスもスマートフォンや自動車における自動運転など、センシング向けで需要が拡大する。マイクロボロメーターは非冷却型遠赤外線カメラの市場拡大に伴って市場が成長する。

■光学部品の世界市場予測(生産ベース)


光学レンズは監視カメラ向けのガラス球面レンズの需要が伸びている。ガラス非球面レンズは車載カメラ向けに採用され始めており、センシングカメラの増加による需要拡大が見込まれる。光学フィルターはスマートフォン向けのIR吸収タイプが増加している。今後はセンシング向けに赤外線を透過するバンドパスフィルターやデュアルパスフィルターが増加する。ウェハレベルレンズは3D顔認証レーザーモジュールに採用されたことで市場が拡大した。今後も大手スマートフォンメーカーによる3D顔認証の搭載が進み、ウェハレベルレンズの需要拡大が見込まれる。HUD用光学部品および遠赤外線カメラ用レンズはともにHUDと遠赤外線カメラの市場拡大に伴い成長が見込まれる。

■光学関連材料・装置の世界市場予測(生産ベース)


スマートフォン用小型カメラモジュールは、プラスチックレンズが採用されている。デュアルカメラの増加やセンシングカメラモジュールなどの増加によってレンズ用樹脂材料の市場は堅調に拡大している。今後はVRや車載カメラ向けが期待される。光学ガラスは監視カメラ向けが堅調に伸びている。ただし安価なガラスが多いため、金額ベースの成長にはあまり寄与しない。レンズ用コーティング材料は、従来用途のデジタルスチルカメラや交換レンズ向けが減少している。レンズ1枚当たりの使用量が多いことから、これらの用途向けの縮小が市場全体に与える影響は大きい。光学接着剤は車載カメラ向けが期待される。同用途では耐熱性や信頼性が非常に強く求められるため従来品とグレードが全く異なる。射出成形機はスマートフォン用レンズやヘッドランプレンズ向けの需要拡大により市場が拡大する。

参考文献:2018 イメージング&センシング関連市場総調査

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