世界のロボット市場 市場動向2 FAロボット関連IoT・AIサービス市場

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ロボットとIoTやAI技術を活用した柔軟な生産システムを構築する上で、IoT・AI対応コントローラや予知保全システム・サービスのニーズが増し、今後需要拡大が期待される。ヒト協調ロボットレンタルサービスは、導入障壁をなくす新たなサービスとして、注目されている。製造業向けロボットアフターサービスは中・大型ロボットの市場の拡大に連れ、需要が拡大していくサービスである。

■IoT・AIサービスの市場(国内市場+日系メーカーの海外実績)

 2017年2025年予測2017年比
IoT・AIサービス市場1,034億円4,110億円4.0倍
IoT・AI対応コントローラ124億円490億円4.0倍
ヒト協調ロボットレンタルサービス5億円105億円21.0倍
予知保全システム・サービス5億円115億円23.0倍
製造業向けロボット
アフターサービス
900億円3,400億円3.8倍
富士経済推定

IoT・AI対応コントローラは、Industrie4.0など柔軟な生産システムの実現に向けた取り組みの中でエッジ側の情報を集約するコントローラとして重要な役割を持つ。現状では試験的な導入が多いが、アプリケーションの広がりや費用対効果が実証されることで今後の伸びが期待される。

ヒト協調ロボットレンタルサービスは、ヒト協調ロボットを、比較的低価格で繁忙期に利用したり、試験的に導入効果を図れたりするため需要が増えている。ヒト協調ロボット市場は、ロボットメーカーの参入が相次ぎ、活性化していることもあり、まだ市場規模は小さいが今後は幅広いユーザーへの展開が期待される。

予知保全システム・サービスは、メンテナンス回数の削減、補修品の効率的なストックなど、保守・メンテナンスにかかる費用の低減ニーズの高まりを受けて、今後の伸びが予想される。

製造業向けロボットアフターサービスは、自動車関連やスマートフォン関連を中心に需要が高まっている。中・大型ロボットの定期メンテナンスや、ロボット搬入後の生産ライン立ち上げ、セットアップ、オーバーホールなどを中心に、今後さらに需要が増えるとみられる。

■ヒト協調ロボットの世界市場

 2025年予測2017年比
ヒト協調ロボット488億円5,900億円12.1倍
富士経済推定

ヒト協調ロボットは、組立作業や搬送工程などで、人が作業しているスペースへの置き換えや、人に近い動作、作業内容、作業環境での利用を想定し、人と協調または共存することを目的としたロボットを対象とした。特に、自動車関連や電機・電子関連の大手ユーザーを中心に導入が進んでいる。労働力不足を背景に、これまで人が働いていた場所にそのまま導入されるケースや、無人のロボットラインで使われるケースなど用途は様々である。

2017年は欧米を中心に、中国や韓国、台湾などのアジアでも導入が進んだ。特に、中国では労働力不足や人件費高騰、多品種小量生産対応などの生産課題を解決する手段として、EMSや電機・電子関連で導入が増えた。参入メーカーの増加により市場は活性化しており、2018年も各エリアで大幅な伸びが期待される。また、日本ではヒト協調ロボットのレンタルサービスも始まっており、トライアルのレンタルから販売へとつなげる動きもみられる。将来的には、大手ユーザーから中堅ユーザーへ、また、製造業から非製造業へと需要の広がりが期待されるため、2025年の市場は2017年比12.1倍の5,900億円が予測される。

参考文献:2018 ワールドワイドロボット関連市場の現状と将来展望 No.1
FAロボット市場編

技術革新が進む自動車業界特集


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