LED関連の世界市場 市場動向2

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■照明光源・照明器具・野外照明におけるLED製品
                                百万ユニット、(LED製品率)
 2017年2025年予測
照明光源1,190(34.6%)2,874(75.1%)
照明器具706(51.5%)1,560(80.0%)
屋外照明43(86.0%)71(97.4%)
富士キメラ総研推定

照明光源のLED製品率は照明器具と比較して遅れているが、LED製品の低価格化が進んだことで、電球、直管形ランプともLED化が進んでいる。非LED方式の照明器具のストック市場向けで出荷されるケースが大半である。特に新興国向けが伸びている。照明器具は、ダウンライト、シーリングライト、一体型ベースライト、エクステリア照明などは2020年におけるLED製品率が70%を超えると予測される。屋外照明は、照明光源、照明器具と比較して、LED製品率が高いため、LED製品市場の将来性は小さいが、LED製品は当面、5~10%の市場成長が望める。

■自動車におけるLED製品
                                千セット、(LED製品率)
 2017年2025年予測
ヘッドライトシステム17,360(17.8%)49,000(41.8%)
ヘッドアップディスプレイ3,000(80.6%)17,300(89.5%)
富士キメラ総研推定

ヘッドライトシステムは比較的近距離を照らすロービーム(すれ違い前照灯)と最大100mの遠方を照らすハイビームの二つのランプから構成される。LEDヘッドライトは、HIDランプ、ハロゲンランプと比較して低消費電力で優位性を持つ。また、光源が半導体製品であることから量産性が高い。デザインの自由度が高く、自動車の意匠性の面からも注目されている。ヘッドライト用のLEDパッケージは、2,000lm近い光束が必要であり、複数のLEDチップからなる特殊なパッケージが使われている。

ヘッドアップディスプレイは、ダッシュボードなど内部から投影される光源をフロントガラス、もしくはコンバイナーと呼ばれる専用パネルに反射させて、速度などを表示させる装置である。ヘッドアップディスプレイは、2018年時点では市場形成期にある。2010年代前半から普及し始めたが、ヘッドアップディスプレイ搭載車は2017年では世界の自動車生産台数の10%に満たなかった。しかし高級車だけではなく小型車への搭載も始まり搭載車種の拡大が進んでいる。2018年以降も自動車メーカー各社が採用車種のラインアップを増加させることが予測される。

■注目LED製品
                                          千台
 2017年2025年予測
監視カメラ(暗視用)108,900315,000
ヘッドマウントディスプレイ4,02025,000
浄水器僅少50,000
富士キメラ総研推定

(1)監視カメラ(暗視用)
当該製品は、暗闇も撮影可能な赤外光LEDパッケージを搭載した製品製品である。当該市場で高いウェイトを占める中国では2020年までに中国全土をカバーする「天網」というAIネットワークシステムを進めている。顔認証システムと当該製品を連動させるシステムであり、今後も増加させていく方針である。またセキュリティの目的だけでなく、自動運転にインフラとして活用していく実証実験も行われている。需要の高い中国での動向は市場の成長を後押しするものとみられる。

(2)ヘッドマウントディスプレイ
当該製品は、VR(Virtual Reality/仮想現実)を投影する非透過型ウェアラブル機器である。ヘッドマウントディスプレイのうち、ユーザーの動きや障害物の有無・位置を読み取るセンサーの光源であるLEDを搭載した製品を対象とした。当該市場は、SIE、HTC、Oculusが製品価格を下げたことで2017年に市場が拡大した。当該製品の3Dセンシング方式はアウトサイドインとインサイドアウトに大別される。従来はアウトサイドインがメインとなっていたが、2017年よりインサイドアウトの製品が投入され増加している。インサイドアウトはアウトサイドインと比べて精度が落ちるが手軽にトラッキングができるため、今後対応製品が増加していくとみられる。

(3)浄水器
当該製品はUV LED式家庭用浄水器を対象とする。浄水器市場は、年率5%程度の伸びで推移しており今後もこの傾向は続くとみられる。新興国を中心に水質を改善する動きが高まる中で、中国、東南アジアの中間層を中心に当該製品の需要が高まっている。家庭用浄水器は、フィルタータイプが主流であり、UV光源タイプはランプ式を含めても少数である。UV LED式は2017年頃から製品化され、本格的普及は2020年以降とみられる。今後はパッケージの高出力化・低価格化がクリアできれば更に大きな需要が創出されると期待される。

参考文献:2018 LED/LD関連市場総調査

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