自動車向け二次電池の世界市場 市場動向1

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世界各国で強化される燃費規制や排出ガス規制への批准のため、環境特性に優れた自動車の需要拡大が予測される。米国カリフォルニア州のZEV規制や中国におけるNEV規制等、一定比率以上の電動自動車販売を義務付ける政策も強化されている。各自動車メーカーはEV、PHEV等電動自動車を今後積極展開する計画である。中国では深刻化する大気汚染や新たな産業創出を背景として、EV、PHEVの普及拡大を国家政策として推進している。

このような状況の中で、キーデバイスとなる蓄電デバイスメーカーは積極的な投資を実施しており、アジア拠点のみならず、今後は欧米諸国における電池生産も拡大していく見通しである。 今回は、自動車向け二次電池の世界市場を解説する。

■次世代環境自動車と駆動用二次電池の世界市場

 2017年実績2025年予測2030年予測2017年比
次世代環境自動車617万台3,375万台5,240万台8.5倍
駆動用二次電池1兆8,570億円6兆5,011億円10兆3,172億円5.6倍
富士経済推定

1)次世代環境自動車


自動車生産台数の中で次世代環境自動車は2030年に2017年比で8.5倍となる約5,240万台が予測される。HEV及びマイクロHEVが市場を牽引しているが、近年PHEVやEVのシェアが拡大している。マイクロEVは、中国における局地的な需要で市場が拡大している。また、蓄電デバイスベースでは、現状1台あたりの搭載容量が大きいEV、EVトラック・バスのシェアが高いが、中長期的にはEV、PHEVのシェアが上昇すると予測される。

2)駆動用二次電池(金額ベース)


駆動用二次電池は、現状1台あたりの搭載容量が大きいEV、EVトラック・バスのシェアが高いが、中長期的にはEV、PHEVのシェアが上昇すると予測される。

■駆動用二次電池の電池種別世界市場


2017年の駆動用電池は、エネルギー密度に優れる液系LiBが約1.6兆円で市場を牽引している。HEV用で採用されているNiMHが約1,290億円と続く。2030年は、LiBが約9.5兆円と市場規模を拡大させると予測される。また、全固体LiBが市場投入され、約1,940億円の市場を形成すると予測される。

参考文献:エネルギー・大型二次電池・材料の将来展望 2018
-次世代環境自動車分野偏-

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