国内の光源/照明関連市場 市場動向1

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国内照明市場は本格的にLED照明が主流となっている。近年LED管球ランプからLED照明器具への需要シフトも進んでいる。LED照明の普及拡大が進んだ2009~2012年頃には、LED照明器具は新設時や設備更新時に限定され、安価で交換が容易なLED管球ランプが先行して普及した。その後、主要メーカーの照明器具への注力と低価格化、ラインアップの拡充が進んでいる。

今回は、国内における一般照明市場の動向を解説する。

■国内の照明市場

 2018年見込2025年予測2018年比
合計8,205億円6,729億円82.0%
LED照明器具6,076億円5,296億円87.2%
LED管球ランプ792億円676億円85.4%
有機EL照明6億円200億円33.3倍
電熱/放電灯器具177億円僅少
電熱/放電ランプ※1,154億円557億円48.3%
※電熱/放電ランプは電熱/放電灯器具へのセット向け出荷も含む富士経済推定

国内の照明市場は、2018年見込で前年比98.1%の8,205億円、その内、LED照明製品(LED照明器具+LED管球ランプ)は同6,868億円とみられる。照明市場全体に占めるLED化率(金額ベース)は83.7%である。LED照明器具のみでは、同97.1%まで高まっている。

器具のLED化に対し、従来光源はストック市場における残存需要も多く残されている。蛍光灯やHIDランプは、全体市場は縮小の一途を辿りつつも、他社の生産終了を受け、残存者利益を享受するランプメーカーもみられる。電熱/放電ランプもLED化の進展や水銀条約を背景とする光源代替の進行でも、2025年時点で一定の市場は残る見通しである。

■国内のLED照明器具市場

 2018年度見込2025年予測2018年比
LED照明器具6,076億円5,296億円87.2%
LEDシーリングライト640億円555億円86.7%
LED光源一体型
ベースライト
1,020億円980億円96.1%
LED高天井照明330億円375億円113.6%
その他4,086億円3,386億円82.9%
富士経済推定

その他品目
白熱・ハロゲン灯代替ダウンライト、スポットライト、ペンダントライト、ブラケット等の局所照明
蛍光灯代替ベースライト、スクエアグリッド天井、スリムライト・間接照明、防犯灯
HID灯代替投光器、道路・トンネル灯、スポットライト
防災用器具非常灯・誘導灯



2018年時点ではLED管球ランプの交換時に照明器具を採用するケースが増えている。特にベース照明においては、LED直管ランプ2本分とLED光源一体型ベースライト1台の価格差が縮小したことで、器具毎の交換にシフトするユーザーが増えている。

LED照明は、オフィス・ビルや店舗、施設で使用される。LED光源一体型ベースライト、工場や倉庫、体育館で使用されるLED高天井照明、住宅照明のLEDシーリングライトが中心である。LED光源一体型ベースライトはLED直管ランプのリプレイス需要を取り込んでおり、今後も安定した需要が期待される。LED高天井用照明は、水銀条約に伴う水銀ランプの規制を背景に伸びるとみられる。LEDシーリングライトは市場が成熟しつつあるが、高機能・多機能化やホームIoTの流れで製品開発が進んでおり、照明の新たな価値(ウェルネス、見守り、演出・エンタメ性など)を提案する製品として期待される。

参考文献:Special Appli. 光源/照明市場 実態・技術・予測 2019年版

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