画像処理システムの世界市場 市場動向1

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FAシステムにおける画像処理システムは、世界的に広がる人手不足への対応、高品質要求への対応、不良品ゼロへの取り組みといった点から必要性が高まっている。また、画像処理に特化したディープラーニングソフトウェアは、人工知能ブームに沸くFAシステム業界のニーズにマッチしており、今後、数年間、市場拡大を続けると予想される。一方、物流業界をはじめとしたFA業界以外への用途展開も進んでいる。

今回は、大きな変革期を迎えた画像処理システムの世界市場を解説する。

■画像処理システム関連の世界市場

 2017年2021年予測2017年比
合計1兆2,251億円1兆6,175億円132.0%



処理装置2,257億円3,025億円134.0%
カメラ2,044億円2,669億円130.6%
キーコンポーネンツ687億円930億円135.4%
検査アプリケーション5,617億円7,298億円129.9%
観察・測定関連機器1,640億円1,941億円118.4%
AI・ディープラーニング応用製品6億円312億円52.0倍
富士経済推定

※対象品目



処理装置・画像処理装置(筐体型)・画像処理装置(ボード)
・画像センサ・三次元デジタイザ・3Dロボットビジョンシステム
カメラ・FA用エリアスキャンカメラ・FA用ラインスキャンカメラ
・赤外線サーモグラフィ・ハイパースペクトルカメラ
・4K監視カメラ(工場監視用)
キーコンポーネンツ・画像処理用LED照明・画像処理用レンズ・産業用イメージセンサ









デバイス関連・FPD検査装置・ウェハ外観検査装置
基板実装関連・クリームはんだ印刷外観検査装置
・インライン実装検査装置(リフロー前後)・AXI・PWB用AOI
自動車関連・自動車部品外観検査装置
製紙・印刷関連・Web外観検査装置・印刷面外観検査装置
食品・薬品関連・飲料容器外観検査装置・文字検査装置・錠剤・顆粒剤検査装置
観察・測定関連機器・CNC画像測定器・デジタルマイクロスコープ
・共焦点レーザー顕微鏡(工業用)・工業用X線検査装置
・非接触三次元測定器
AI・ディープラーニング応用製品・ディープラーニング活用型画像処理ソフトア
・アクセラレータボード

画像処理システム市場は2017年、スマートフォン関連などの設備投資が活発であったことから、中国などアジアを中心に、大幅に市場拡大した。2018年上期は2017年からの勢いを継続、下期に入って設備投資が減速したが、通年では好調であった2017年を超える実績となる見通しである。2019年は米中間貿易摩擦の影響が懸念されるが、ユーザーの省人化、品質向上に対する意欲が高く、市場拡大が見込まれる。

■エリア別画像処理システムの世界市場

 2017年2021年予測
合計1兆2,251億円
(100%)
1兆6,175億円
(100%)
日本2,148億円
(17.5%)
2,732億円
(16.9%)
中国2,889億円
(23.6%)
4,056億円
(25.1%)
その他アジア地域2,650億円
(21.6%)
3,567億円
(22.0%)
欧州2,168億円
(17.7%)
2,727億円
(16.9%)
米州2,132億円
(17.4%)
2,724億円
(16.8%)
その他地域264億円
(2.2%)
369億円
(2.3%)
富士経済推定

エリア別の世界市場は、製造業の自動化が著しい中国、その他アジア(韓国・台湾・東南アジアなど)での伸びが大きく、構成比が拡大している。日本、欧州、米州では自動車関連を中心に需要が増加しており、装置向けが好調なことから今後も堅調に拡大するとみられる。日本では省人化対策と高品質要求により、今後も装置向けを中心に伸長するとみられる。中国はスマートフォン関連など大型の設備投資にけん引され、市場が拡大している。2019年は米中貿易摩擦の影響により伸びが鈍化するとみられるが、2020年以降は成長率が高まるとみられる。その他アジアでは韓国、台湾におけるスマートフォン、半導体、液晶などエレクトロニクス関連の設備投資が好調である。東南アジアでは一般フィルム、印刷向け検査ニーズが増加しており、中国と同様、画像処理システム市場の拡大をけん引する。

参考文献:2018 画像処理システム市場の現状と将来展望

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