家電製品の世界市場 市場動向1

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近年家電産業は、マクロ経済のみならず、政治の影響を受けることが目立つようになった。国内保護主義政策を受け、家電メーカーは生産拠点の投資計画に対する見直しなどを迫られる場面もでている。目まぐるしく変化する世界情勢の下、2018年のグローバル家電市場は、中国や米国などの底堅い個人消費に支えられ拡大したものの、2019年以降は経済低迷の不安材料も抱えており、各家電メーカーは生き残りをかけて、それぞれの強みを活用した事業戦略を固めている。また、世界には依然として家電普及率の低い国が多くあり、これらの新興国需要を背景に、今後もグローバル家電市場は堅調に拡大していくと予測される。

今回は、家電37品目を「衣住関連」「調理関連」「空調・給湯関連」「美容/健康関連」の4カテゴリーに分類し、世界市場を解説する。

■カテゴリー別家電製品の世界市場

 2018年実績2023年予測2018年比
衣住関連機器(9品目)5億2,061万台5億7,414万台110.3%
調理関連機器(11品目)8億2,900万台8億9,403万台107.8%
空調・給湯関連機器(7品目)5億5,869万台5億2,897万台94.7%
美容/健康関連機器(10品目)7億659万台8億2,659万台117.0%
富士経済推定

衣住関連は、温水洗浄便座が需要未開拓な国・地域が多いことから参入メーカーによる拡販が活発化している。洗濯機/洗濯乾燥機は、普及率の低い新興国が好調であることから微増となった。

調理関連は、食器洗浄乾燥機がライフスタイルの変化に伴い今まで規模の小さかった中国などの需要が増加している。冷蔵庫は、今後インドなど普及率の低い新興国がけん引していくとみられる。小型の調理家電は炊飯器が生活の向上に伴いインドなどアジア圏で伸びている。

空調・給湯関連は、空気清浄機が空気の質に対する意識の高まりから、新興国でも注目を集めており需要が増加している。ルームエアコンは、中国のけん引によって伸びてきたが、今後は潜在需要の大きい東南アジアや需要が安定し、インドなどの新興国がけん引していくとみられる。

美容/健康関連は、美容に関連する家電が東南アジアやインドなどでの美容に対する意識の高まりによって伸びている。健康に関連する家電は、IoT技術を活用したヘルスモニタリング機能を搭載した製品が注目を集めている。

■衣住関連機器の世界市場


■調理関連機器の世界市場


■空調・給湯関連機器の世界市場


■美容/健康関連機器の世界市場


参考文献:グローバル家電市場総調査 2019

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