車載ECU(Electronic Control Unit)の世界市場 市場動向1

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■車載ECUの世界市場予測

 2018年見込2030年予測2017年比
合計8兆4,160億円14兆4,679億円179.0%
パワートレイン系ECU1兆1,629億円1兆3,686億円120.8%
HV/PHV/EV/FCV系ECU2,068億円1兆8,198億円10.9倍
走行安全系ECU2兆85億円3兆5,834億円186.0%
ボディ系ECU2兆4,632億円3兆662億円124.7%
情報通信系ECU1兆6,082億円3兆76億円2.0倍
スマートセンサー/アクチュエーター9,664億円1兆6,223億円176.0%
富士キメラ総研推定

2018年の当該紫綬は前年比4.1%増の8兆4,160億円が見込まれる。自動車1台当たりのECU搭載数の増加や高処理能力が必要なECUの需要が増えるため、今後も市場は拡大を続け、2030年は2017年比79.0%増の14兆4,679億円が予測される。2018年時点では、ボディ統合制御ECU、エアコンECU、照合ECU、ヘッドランプECU、パワーマネジメントECUなどボディ系の市場規模が大きい。

今後は、価格が比較的高く搭載数も増加する走行安全系や情報通信系の構成比が高まるとみられる。特に走行安全系では、ADAS-ECUや自動運転システムECU、ドライバーモニタリングECUなどが大きく伸びるため、2024年にはボディ系の市場規模を上回ると予想される。HV/PHV/EV/FCV系は、中国やEUを中心に環境対応車の販売が拡大するため、2020年頃から関連するECUも拡大するとみられ、2030年の市場は2017年比10.9倍の1兆8,198億円が予測される。スマートセンサー/アクチュエーターは、ADASにおける車載カメラとレーダーセンサーの搭載が大幅に増加するとみられる。

■エリア別車載ECUの市場予測

 2018年見込2030年予測2017年比
合計8兆4,160億円14兆4,679億円179.0%
日本1兆1,381億円1兆3,982億円126.2%
EU2兆2,655億円2兆9,079億円133.9%
北米1兆7,965億円2兆4,835億円143.3%
中国1兆8,947億円4兆6,517億円2.5倍
その他地域1兆3,212億円3兆266億円2.5倍
富士キメラ総研推定

日本、EU、北米にECU市場は緩やかな拡大を継続すると予測される。これらの地域では、自動車1台当たりにおけるECUの搭載個数は増加しているものの、自動車市場自体が成熟しており自動車販売台数が伸び悩んでいるため、ECU市場の拡大の余地が少ない状況である。一方、中国やその他地域では、自動車市場の拡大と連動して、ECUの販売数量も好調に増加していく。2025年にかけて、その他地域のECU販売数量市場が日本、EU、北米を上回る規模に成長する見通しである。

■自動車1台当たりのECU平均搭載数予測

 2018年見込2030年予測
合計23.7個33.3個
エンジンルーム4.8個7.0個
ダッシュボード7.0個8.2個
インパネ/センタークラスター2.3個2.9個
その他9.6個15.3個
富士キメラ総研推定
※平均搭載個数=ECUの販売個数/自動車生産台数

ダッシュボードは、熱の影響を受けにくいため、ECUの搭載が比較的容易であり、現状1台あたり7.0個の搭載がみられる。しかし、ECUの搭載個数が増加しているなか、搭載場所の確保を目的として、エンジンルームなどに機電一体化して搭載する傾向にある。そのため、今後はダッシュボードやインパネ/センタークラスターへの搭載は微増にとどまるが、エンジンルームやその他の場所への搭載個数が大幅に増加するとみられる。

参考文献:車載電装デバイス&コンポーネンツ総調査 2019 (下巻:ECU関連デバイス編)

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