HV/PHV/EVの世界市場 市場動向2

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■HVエリア別市場予測

 2018年実績2025年予測2018年比
合計233万台785万台3.4倍
日本101万台150万台148.5%
北米37万台124万台3.4倍
欧州51万台96万台188.2%
中国26万台120万台4.6倍
ASEAN・東アジア13万台199万台15.3倍
その他5万台96万台19.2倍
富士経済推定

日本ではHVが普及し2018年の世界市場の40%以上を占める。今後は、日本メーカーのHVが、内燃車との価格差がさらに縮まることによって新たなユーザーを取り込み、緩やかに需要が増加していくと予想される。欧州ではHVを新たに投入するメーカーもみられ、需要は堅調に増えている。北米では2018年は低調だったが、燃費規制への対応策として米国を中心に堅調な需要が期待される。中国では日本車を中心に、高出力や静穏性(特に夜間の駐車時)などがユーザーに受け入れられ需要が増えている。また、ASEAN・東アジアでも需要が増加している。

長期的にみると、欧州や中国ではそれらの地域で積極的に展開するメーカーがEVやPHV、48VマイルドHVに軸足を置いており、HVを本格的に展開するメーカーは限定的になるため、他の環境自動車と比べて伸びは小幅になるとみられる。そのため、2035年の市場は785万台にとどまると予測される。

■PHVエリア別市場予測

 2018年実績2025年予測2018年比
合計62万台1,103万台17.8倍
日本2万台34万台17.0倍
北米15万台230万台15.3倍
欧州17万台318万台18.7倍
中国28万台436万台15.6倍
ASEAN・東アジア僅少51万台
その他僅少34万台
富士経済推定

2018年の市場は62万台となった。2017年比2.3倍の28万台と大きく伸びた中国をはじめ、多くのエリアで需要が増えている。PHVのラインアップ拡充に努めてきたメーカーの中には、年間販売台数が10万台を突破するケースもみられ、1車種あたりの販売台数も堅調に増えている。中国や欧州では、政府による環境規制やPHVに対するインセンティブ政策が販売拡大に影響している。HVの需要が高い日本では、PHVに対する注力度が低いこともあり、2018年のPHV需要は低迷した。

今後も中国や欧州を中心に市場拡大が予想される。しかし、PHVはEVやHVと比べて部品数が多くコストダウンが難しいため、EVと比較するとPHVの市場拡大のペースは緩やかになるとみられる。

■EVエリア別市場予測

 2018年実績2025年予測2018年比
合計130万台2,202万台16.9倍
日本3万台44万台14.7倍
北米26万台329万台12.7倍
欧州21万台674万台32.1倍
中国77万台1,056万台13.7倍
ASEAN・東アジア3万台46万台15.3倍
その他僅少53万台
富士経済推定

2018年の市場は大幅に拡大し、2017年比71.1%増の130万台となった。各国政府による環境規制や購入時のインセンティブ政策などに加え、走行距離を400kmに延伸した車種が登場し、販売台数が伸びた要因である。欧州や中国では購入時のインセンティブが縮小しているものの、走行距離の延伸により内燃車同様の使用が可能になることが、ユーザーの購入を後押ししたとみられる。

今後もバッテリー密度の向上に伴う走行距離のさらなる延伸、量産効果によるEV部品や材料価格の低下、EV車種の増加などにより市場は順調に拡大し、2035年には2,202万台が予測される。特に中国やドイツの自動車メーカーが積極的にEVを展開しているため、中国と欧州が市場拡大をけん引するとみられる。一方、メーカー/系列販売店におけるEV事業の低収益性、インドなどの新興国での電力供給や充電インフラの整備などが現状の課題であり、それらへの対応が今後求められる。

参考文献:2019年版 HEV,EV関連市場徹底分析調査

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