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物流現場では、人手不足を解決する手段として自動化設備やソフトウエアを活用した省人化提案が進むと同時に、ユーザーニーズの多様化などに伴う需要増加により市場は拡大を続けている
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■次世代物流システム市場(国内市場+日系メーカーの海外販売)
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<数量>
| 2019年見込 | 2018年比 | 2030年予測 | 2018年比 |
合計 | 4,631億円 | 107.7% | 9,232億円 | 2.1倍 |
ロジスティック・ファシリティ | 2,987億円 | 106.4% | 4,997億円 | 178.0% |
ロボティック・オートネーション | 424億円 | 109.0% | 1,182億円 | 3.0倍 |
IoT(ソフト・ソリューション) | 722億円 | 108.2% | 1,230億円 | 184.4% |
IoT(ハード) | 437億円 | 107.6% | 634億円 | 156.2% |
AI | 61億円 | 196.8% | 1,189億円 | 38.4倍 |
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立体自動倉庫システムや自動搬送・仕分けシステムなどのロジスティクス・ファシリティの規模が大きい。EC市場の拡大などによって、卸・小売向けや運輸・倉庫向けを中心に各品目が伸びている。市場をけん引する立体自動倉庫システムは、入出庫前後の搬送工程でAGVや無人フォークリフトと連携した自動化が進むとみられ、省力化ニーズを受けて国内需要に加えて日系メーカー海外販売の伸びも期待される。自動搬送・仕分けシステムは、今後もEC市場の拡大を受けて、卸・小売向けが堅調に増えるとみられる。
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ロボティクス・オートメーションは、2019年は米中貿易摩擦の影響を受けた品目もみられたが、将来的には堅調な伸びが予想される。特に、AGV・アーム付AGVやリニア搬送システムは、国内に加えて海外需要も増加しており大きく伸びるとみられる。
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IoTやAIでは、物流情報を共有し連携することによりサプライチェーンの最適化をはかる物流向けIoTプラットフォームやトラック予約システム、AI再配達回避システムなどの大幅な伸びが期待される。また、AI画像認識活用物流システムは運用の標準化が進む2020年以降に急伸すると予想される。
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<対象品目>
ロボティクス・オートメーション ・AGV・アーム付AGV・AI搭載デパレタイズロボット・物流向けドローン・AGF(無人フォークリフト)・ロボットハンド・リニア搬送システム・次世代物流ロボットシステム・パワーアシスト・増幅スーツ・次世代パッケージングシステム |
ロジスティクス・ファシリティ ・デジタルピッキングシステム・倉庫ロボットシステム・天井走行式モノレール・自動搬送・仕分けシステム・回転棚・垂直搬送機・立体自動倉庫システム・電動式移動棚 |
IoT(ハード) ・スマートグラス・ハンディターミナル・宅配ボックス(戸建住宅向け)・宅配ボックス分譲マンション向け・賃貸アパ-ト向け・公共スペ-ス向け)・RFIDタグ(製造業・物流業向け) |
IoT(ソフト・ソリューション) ・WMS・TMS・トラック予約システム・パレットレンタルサービス・物流向けIoTプラットフォーム・物流向けシミュレーションソフト |
AI ・自動運転トラック・AI画像認識活用物流システム・物流向け音声認識エンジン・AI再配達回避システム |
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■次世代物流ビジネス市場(国内市場+日系メーカーの海外販売)
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| 2019年見込 | 2018年比 | 2025年予測 | 2018年比 |
合計 | 2,058億円 | 109.4% | 3,660億円 | 194.6% |
製品回収・修理サービス | 340億円 | 106.3% | 480億円 | 150.0% |
通販フルフィルメントサービス | 535億円 | 111.5% | 950億円 | 197.9% |
倉庫シェアリング | 3億円 | 3.0倍 | 110億円 | 110.0倍 |
トラックシェアリング | 1,180億円 | 109.3% | 2,120億円 | 196.3% |
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参考文献:次世代物流ビジネス・システムの実態と将来展望 2019 |
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