エレクトロニクス先端材料の世界市場 市場動向2

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■フォトレジストの世界市場

2019年見込2018年比2023年予測2018年比
1,451億円105.5%2,497億円181.6%
富士キメラ総研推定



フォトレジストは、半導体素子などにパターンを形成するフォトリソグラフィーに使用される感光性材料であり、g線/i線レジスト、KrFレジスト、ArFレジスト、EUVレジストを対象とする。

半導体デバイスの微細化の進展によるフォトリソグラフィー工程数の増加に伴い、市場は拡大している。種類別にみると、g線/i線レジ ストはセンサーやパワー半導体などでの採用が多く、中でもMEMS(微小電気機械システムでの採用が増加している。KrFレジストは3DNAND市場の拡大や積層数の増加によって、使用量が増えている。ArFレジストは半導体の微細化ニーズの高まりによって伸びている。EUVレジストは2018年に量産化が始まり\、2020年頃から市場が本格化するとみられ、今後の伸びが期待される。

■高純度フッ化水素の世界市場

2019年見込2018年比2023年予測2018年比
479億円96.8%560億円113.1%
富士キメラ総研推定



上記は半導体製造の洗浄工程で用いられる高純度薬液のうち、フッ化水素を対象とする。

2018年までは中国での設備投資の拡大などにより市場は拡大してきたが、2019年は半導体の在庫調整が行われたことから、前年割れが予想される。2020年以降は在庫調整が終わり、データセンター向け半導体関連での需要が増加するとみられ市場拡大が予想される。

■基板用ガラスクロスの世界市場

2019年見込2018年比2023年予測2018年比
1,855億円103.1%2,092億円116.2%
富士キメラ総研推定



基板用ガラスクロスはヤーンという数μmのフィラメントを織機で布状にした製品である。ガラス基材銅張積層板やコンポジット基材銅張積層板に使用されており、Eガラス、NEガラス、Lガラス、Qガラス、Tガラスなどの種類がある。

これまでは白物家電や車載電装品、スマートフォン向けなどを中心に市場は拡大してきたが、白物家電やスマートフォン市場が縮小している影響を受け伸びは鈍化している。今後は、5G通信向けのサーバーやデータセンター、基地局で需要が増加し、市場の拡大が予想される。

■HUD用中間膜の世界市場

2019年見込2018年比2023年予測2018年比
248億円95.4%530億円2.0倍
富士キメラ総研推定



上記はウインドシールド方式のヘッドアップディスプレイ(HUD)に使用されるガラス中間膜である。

欧州を中心に中・高級車でHUDの需要が大幅に増加したため、市場は拡大している。2019年は自動車生産台数の減少の影響を受け、市場は前年割れとみられるが、2020年以降は、自動車生産台数の回復に伴うHUDの需要増加により、再び市場拡大に転じると予想される。

参考文献:2020年 エレクトロニクス先端材料の現状と将来展望

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