コンパウンドの世界市場 市場動向1

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■コンパウンドの世界市場

 2019年見込2018年比2023年予測2018年比
合計3,092万トン95.8%3,442万トン106.7%
汎用樹脂コンパウンド2,599万トン95.6%2,900万トン106.7%
汎用エンプラコンパウンド466万トン96.9%510万トン106.0%
スーパーエンプラコンパウンド27万トン98.2%32万トン115.8%
富士経済推定


新興国を中心とした経済成長に伴い市場は拡大してきた。しかし、2019年の市場は拡大をけん引してきた中国の経済成長の鈍化と世界全体での自動車生産台数の減少により縮小するとみられる。汎用樹脂コンパウンドは、多くの用途で需要が減少しており大きく縮小する一方、スーパーエンプラコンパウンドは、自動車分野や電気電子分野における高耐熱化や軽量化のニーズの高まりにより微減にとどまる。

長期的には中国の需要回復や、東南アジアやインドなどアジア地域を中心とした国々の経済成長により需要が増加し、市場は拡大していく。

<カテゴリー別動向>
汎用樹脂コンパウンドコンパウンド市場の80%以上を占め、特にPVCコンパウンド、ABSの割合が高い。PPコンパウンドとABSは、自動車生産台数の減少や世界経済の低迷により2018年から縮小しており、二年連続マイナスになるとみられる。PEコンパウンドは住宅投資やインフラ整備、PVCコンパウンドは電線被覆や自動車、PSコンパウンドは家電やOA機器の需要と連動しており、2019年は軒並み縮小するものの、今後は自動車や消費財などの需要回復により、再び市場は拡大していく。
汎用エンプラコンパウンドPCコンパウンド、PA66コンパウンド、PBTコンパウンドの割合が高い。自動車分野の需要が高い樹脂が多いため、2019年は全ての品目で縮小が予想される。なお、PA66コンパウンドとm-PPEは需給のひっ迫が続いていたが、2019年は需要減退により供給に若干の余裕がみられた。
スーパーエンプラコンパウンドPPSコンパウンドが40%以上を占めており、PA6Tコンパウンド、LCPコンパウンドなども割合が高い。PPSコンパウンドは自動車分野でも多く採用されており、2019年は伸び率が鈍化するものの拡大が続くとみられる。また、LCPコンパウンドはスマートフォンでの採用部品数の増加により、PA9Tコンパウンドは他材料からの代替需要獲得により2019年も拡大する。

<調査対象>
汎用樹脂コンパウンド
・PPコンパウンド(ポリプロピレン)
・PVCコンパウンド(ポリ塩化ビニル)
・ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)
・PEコンパウンド(ポリエチレン)
・PSコンパウンド(ポリスチレン)
汎用エンプラコンパウンド
・PCコンパウンド(ポリカーボネート)
・POMコンパウンド(ポリアセタール)
・GF-PET(ガラス繊維強化ポリエチレンテレフタレート)
・PA6コンパウンド(ポリアミド6)
・m-PPE(変性ポリフェニレンエーテル)
・PA66コンパウンド(ポリアミド66)
・PBTコンパウンド(ポリブチレンテレフタレート)
スーパーエンプラコンパウンド
・PPSコンパウンド(ポリフェニレンサルファイド)
・PA6Tコンパウンド(ポリアミド6T)
・PAEKコンパウンド(芳香族ポリエーテルケトン)
・LCPコンパウンド(液晶ポリマー)
・PA9Tコンパウンド(ポリアミド9T)
・PTFEコンパウンド(ポリテトラフルオロエチレン)

参考文献:2020 コンパウンド市場の展望とグローバルメーカー戦略

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