自動車向け二次電池(駆動用・補機用)の世界市場 市場動向2

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■注目市場
マイクロEV(ミニカー、超小型モビリティ)の世界販売台数
 2019年2035年予測2019年比
全体50万台312万台6.2倍
中国23万台196万台8.5倍
ASEAN・東アジア3万台60万台20.0倍
その他22万台49万台2.2倍
※中国、ASEAN・東アジア、その他は全体の内数

自動車向け二次電池(駆動用・補機用)の世界市場

モーター出力30kW以下、最高時速80km以下の四輪EVを対象とする。

2019年の市場は50万台となった。中国山東省のメーカーが積極的な展開を進めていることもあり、中国が最大の需要地となっている。低所得者層や農村部で簡易的な交通手段として急速に普及し、都市部でもバイクの乗り入れが禁止されているエリアなどで普及している。マイクロEVの通行制限や2018年11月にメーカーの生産能力増強が規制されたため2019年の市場は縮小したが、中国政府は2021年までに国家標準でマイクロEVを認可する方針であり、今後の伸びが期待される。欧米ではセカンドカーやサードカーとしての需要が増加している。東南アジアや南アジアでは二輪車や三輪自動車の代替移動手段として現地メーカーによる生産や中国からの輸入が増えている。韓国では2016年にマイクロEVの公道走行を認可する法整備が実施されており、一定の需要がある。その他では、インドやパキスタンなどで需要が増えている。

電池別では、走行距離よりもイニシャルコストの低減が優先されていることから、Pbの搭載が多い。小型で軽量な車体の重心を安定させるため、LiBに比べ重量があるPbが有効活用されるケースもみられる。一方、EVやHVでLiBを搭載している自動車メーカーは、マイクロEVでもLiBを搭載する場合が多い。また、中国では地方自治体によってLiBの搭載が奨励されており、Pb搭載車に加えてLiB搭載車をラインアップするメーカーが増えている。

今後、全固体電池を搭載したモデルの投入も予想される。市場投入初期の全固体電池は高コストが課題とされているため、搭載容量の少ないマイクロEVで試験的に搭載される可能性がある。また、中国では環境自動車向けのLiBなどのリユース用途としてマイクロEVが検討されている。

■調査対象
参考文献:エネルギー・大型二次電池・材料の将来展望 2020 電動自動車・車載電池分野編

技術革新が進む自動車業界特集


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