AIビジネスの国内市場 市場動向1

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■1.市場分析
<調査結果の概要>
AIビジネスの国内市場
2020年度見込2019年度比2025年度予測2019年度比
1兆1,084億円115.4%1兆9,357億円2.0倍

AIが注目され始めた2016年度頃は、AIへの期待感から漠然と導入を検討する企業がみられたが、2018年度以降は、具体的な業務課題の解消に向け活用を検討する企業が増えている。ベンダー側のノウハウの蓄積と共にソリューションが体系化されつつあり、2019年度には実証実験から本格導入に移るケースも増えたことで、市場は大きく拡大した。

AIを活用するソリューションでは、初期段階として事務処理や顧客問合せ対応など、ある程度定型化された業務の効率化/自動化を目的とした導入が進展している。第二段階として知識を有した従業員や熟練者などが実施していた業務を、ノウハウに関係なく可能とし業務品質を平準化するソリューション、第三段階として蓄積されたデータを用いた、ビジネスの高度化を目的とした活用も今後進んでいくとみられる。

2020年度は、新型コロナウイルス感染症の影響により、プロジェクト遅延や新規案件の延期などが一時的にみられた。しかし、リモートワークの急速な普及もあり、デジタル技術を活用した構造改革を積極的に進めている企業も多く、経済状況が悪化している中でも企業競争力向上の取組みの一環として、AIへの投資は優先的に行われるとみられ、市場は2019年度比15.4%増の1兆1,084億円が見込まれる。

2021年度以降は、企業がデジタルトランスフォーメーションを実現するための要素技術の一つとしてAIの利用がさらに増加していき、2025年度には2019年度比2.0倍の1兆9,357億円が予測される。

エッジAIコンピューティングの国内市場
2020年度見込2019年度比2025年度予測2019年度比
177億円133.1%565億円4.2倍

エッジAIコンピューティングは、クラウド上やデータセンターなどで実行されることが多いAIの学習/推論処理機能を組み込み機器や機器(エッジ)側のサーバーで行うことである。エッジ側での処理により、リアルタイム性が高くなり、家電やモバイル端末、車載デバイスなどの民生機器、オフィス機器、FAや輸送関連、リテール関連などの産業機器と様々な機器への搭載が期待される。特に、タイムラグがなく結果を即座に反映させることができるため、自動運転に不可欠な技術であり、大手自動車メーカーや自動車部品メーカーがAIベンダーと自動運転の高度化に向けた共同開発を加速させていくとみられる。

2019年度は試作品開発のための検証が中心であったが、2020年度には具体的な試作品開発へと進んでいる。新型コロナウイルス感染症の影響によりプロジェクトの延期などもみられたが、FAや輸送関連などの産業分野ではAI活用に関する意欲は低下しておらず、下半期にはプロジェクトの再開により、市場は拡大するとみられる。2021年度以降、AIが組み込まれた機器の量産化やアプリケーション開発が本格化していき、2025年度には2019年度比4.2倍の565億円が予測される。

■調査対象
エッジAIコンピューティングの国内市場
AIビジネス市場
業種別市場
・製造業 ・金融業 ・社会インフラ業 ・医療/社会福祉/介護業 ・流通業 ・情報通信業 ・エンターテインメント業 ・公共/教育業
カテゴリー別市場
サービス・分析サービス ・アノテーションサービス(BPO市場、SI/AIベンダー市場) ・構築サービス(コンサルティング、SI、運用・保守) ・AI人材教育サービス
アプリケーション・AI搭載製品(AI搭載アプリケーション、アナリティクス関連製品)
プラットフォーム【AI基盤】
・統合AI/コグニティブサービス ・AI/コグニティブエンジン ・機械学習プラットフォーム
【共通インフラ】
・ミドルウェア ・ディープラーニング専用アプライアンス ・HPC ・サーバー/ストレージ/IaaS
AI活用ソリューション市場
プロダクト別・OCRソリューション ・RPAソリューション ・チャットボットソリューション ・翻訳/通訳ソリューション ・アダプティブ・ラーニングソリューション ・ダイナミックプライシングソリューション ・本人確認ソリューション ・マテリアルズ・インフォマティクスソリューション ・パーソナライズドレコメンドソリューション
業務別・人材管理ソリューション ・会議支援ソリューション ・店舗支援ソリューション ・次世代コンタクトセンターソリューション ・品質管理ソリューション ・メンテナンスソリューション ・需要予測ソリューション ・サイバーセキュリティソリューション
エッジAIコンピューティング市場
・組み込みAI設計 ・導入支援サービス ・組み込み向け学習/推論関連ツール ・エッジサーバー

参考文献:2020 人工知能ビジネス総調査

技術革新が進む自動車業界特集


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