エネルギーマネジメントシステム(EMS)関連の国内市場 市場動向1

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■エネルギーマネジメントシステム(EMS)関連の国内市場
省エネや最適制御といったエネルギー管理用途に加え、働き方改革や自然災害の多発化に伴うBCP対策の必要性の高まりといった社会情勢の変化によって活用シーンが広がっているEMS関連の国内市場を調査した。その結果を「2020 エネルギーマネジメントシステム関連市場実態総調査」にまとめた。

この調査では、EMS関連システム・サービス16品目、EMS関連機器・設備18品目に加え、IoT技術などを用いて展開されるソリューションビジネス7品目の市場を調査・分析し、将来を展望した。

■EMS関連の国内市場
EMS関連の国内市場

EMS市場は、短期的には新型コロナウイルス感染症による景気後退の影響を受けるとみられるが、中長期的には人手不足に伴う業務効率化・自動化ニーズの高まりやIoT・AI技術の進展、自然災害の多発化に伴うBCP対策などEMSの活用シーンは広がるとみられ、拡大が予想される。

EMS関連システム・サービスは、設備監視システム関連が、定期点検やメンテナンス管理の省力化ニーズの高まりにより伸びるとみられる。また、HEMSをはじめとするEMSは、住宅分野においてはZEHやIoT住宅、スマートマンションをキーワードとした高付加価値型住宅での需要の高まりにより、業務・産業分野においては設備管理・エネルギー管理の省力化・自動化ニーズの高まりにより、採用が増加するとみられる。

EMS関連機器・設備は、エネルギー計測ツールや監視制御機器・装置関連が、設備の遠隔監視・保守管理や見守りなど、人手不足に伴う設備管理業務の自動化・省力化ニーズの高まりによる採用増加が期待される。

<注目市場>
■HEMS(住宅向け)

2020年度見込前年度比2030年度予測2019年度比
67億円103.1%86億円132.3%

HEMS(HomeEnergyManagementSystem)とは、家庭内のエネルギーの見える化と、機器制御などを行うためのシステムである。創エネ設備と蓄エネ設備との組み合わせによる創蓄連携システムにおけるコントロール機能や、見守り、安心・安全、快適な環境の創造といった住環境構築システム・サービスを提供するためのプラットフォームとしての役割がある。

HEMSは、エネルギー使用の効率化を目的に普及してきたが、現在ではスマートスピーカーとの連携など、住宅×IoTの一つのツールとしての提案が増加している。今後、新築着工戸数は減少していくとみられるが、電力の自給自足に対する意識の高まりにより太陽光発電システムや蓄電システムの搭載が増えていることから、HEMSの需要も増加し、市場は拡大すると予想される。

■調査対象

EMS関連システム・サービス市場
・HEMS(住宅向け)  ・建物設備監視システム ・顧客情報管理システム(CIS) ・MEMS(マンション/集合住宅向け) /空調設備制御システム  ・需給管理システム ・BEMS(ビル/業務施設向け) ・分散型電源監視システム ・発電プラント監視・制御システム ・REMS(店舗/商業施設向け) ・直流給電システム  ・高圧一括受電サービス ・FEMS(産業施設向け) ・蓄電池制御システム ・IoT通信サービス ・CEMS  ・ワイヤレス給電システム(電動自動車向け) (キャリア/LPWA)
EMS関連機器・設備市場
・電力スマートメーター  ・キュービクル式高圧受電設備 ・V2X(自動車用充放電器) ・ガススマートメーター  ・絶縁監視装置 ・空調設備用コントローラー ・水道スマートメーター ・マルチリレー ・系統用/発電所併設蓄電システム ・見える化ツール ・需要家用蓄電システム ・変電/配電関連設備 ・IoTゲートウェイ(エネルギー管理用途) ・ハイブリッドパワーコンディショナー ・エネルギーハーベスティング ・分電盤 ・コージェネレーションシステム ・ドローン(エネルギーインフラ監視用途)
ソリューションビジネス
・VPP/DR/系統安定化ソリューション ・XaaS(空調/熱源関連) ・環境価値/再エネ取引関連ソリューション ・エネルギーコンサルティングソリューション ・保守管理/遠隔監視/見守りソリューション ・マイクログリッド構築ソリューション ・住宅IoTプラットフォームソリューション

参考文献:2020 エネルギーマネジメントシステム関連市場実態総調査

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